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- モンゴル ― 注目分野(農牧業分野)
(最終更新:2026年7月)
全体像
農牧業セクターのGDPに占める割合は、鉱業に次ぐ11%(2025年)を占め、労働人口の約3割が従事する基幹産業です。
モンゴル政府は、長期開発計画「Vision 2050」にて、GDPに占める製造業(農牧業セクターを含む)の割合を、4.6%から27.4%に引き上げることを目標にしています。
2022年6月には、例外的な措置として「食料供給・安全保障確立に向けた一部の措置・取組について」と称した国会大会議決定36号を承認し、国内自給率向上および、輸入依存低減と輸出促進の具体的な目標を策定し、食料安全保障の確保を国家戦略レベルで明確化しました。
下記プロジェクトでは、近年の国家戦略の詳細や品目ごとの課題、サプライチェーンの現状をまとめています。ぜひご一読ください。
・農牧業バリューチェーンマスタープラン策定プロジェクト 最終報告書
・マスタープラン
国の政策関連文書と主なポイント
● Vision 2050 ※英語あり
- 食料品の製造・流通における記録体制の確立、品質管理、安全保障体制の構築、強化、安全かつ栄養価のある食料品の供給の達成
- 原材料及び製品を安定的に供給するための流通網の整備
- 農産物加工水準の向上、食肉及びウールカシミア製品等の輸出拡大
- 土壌保全、土地劣化の防止、環境にやさしい土地利用の推進
●
2026–2030 国家開発基本方針
※モンゴル語のみの掲載。詳細を確認されたい場合は、必要に応じて在外事務所までお問い合わせください。
- 加工産業を発展させ、生産性・多様化を促進することで経済の安定成長を6%以上に維持する
● 国家大会議決定36号
- 概要は上記マスタープラン表2.3をご参照ください。
分野の特徴・日本との違い
・ 小規模・分散型生産
- 牧畜は遊牧が中心で、農業も小規模農家が多い。近年は10ha以上の土地を持つ露地栽培農業、ファーム(食肉、酪農)も増えてきている。協同組合は十分に機能していない。
・安全・高品質製品への需要拡大
- 安全性、品質を訴求する日本企業の製品は好評。食品安全・品質管理、現場改善、加工・保存・付加価値化等で日本企業の強みが活きる。
・環境、生活様式への適応
- 厳しい気象条件や遊牧文化が人々の生活様式を。日本の製品や技術を単に持ち込むだけではなく、モンゴルの環境や暮らしに適した形へのカスタマイズが不可欠。
関連する主なJICAの協力
JICAは農牧業および農畜産加工業の産業振興を念頭に輸入代替・輸出振興につながる取組みの強化に対する協力を行っています。