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- パキスタン ― 注目分野(ICT分野)
特に応募を期待する領域
・ソフトウェア・システム開発
・AI
・eコマース(EC)
・ゲーム・アニメーション
応募を期待する背景・パキスタン国の現状
パキスタンでは、国民総生産(GDP)の6割以上をサービス業が占めています。特にICT産業は、過去4年の累計成長率が100%と成長が著しい産業です。パキスタン政府も、「デジタルパキスタン政策(2018)」において、ICT産業の海外展開を推進する方針を掲げ、先進・高付加価値技術分野への進出や、海外企業による同国人材の活用促進を重点施策としています。
パキスタンのICT産業の中でも、ソフトウェア開発は輸出増・対外収支改善を牽引し得る可能性を有しています。パキスタンソフトウェア輸出協会(Pakistan Software Export Board (PSEB))によれば、2019/20年度のICT輸出額は約12.3億ドルに上り、財・サービス輸出額合計の4.6%を占めています。また、投資庁(Board of Investment (BOI))及びPSEBによれば、パキスタンでは約30万人のICT技術者がいるのに加え、年間2.5万人のICT技術者が輩出されています。その一部は、米国や欧州の大手企業からの開発業務を請負う高いレベルの技術力を有しています。
JICAは、2024年から2026年にかけてPSEB、パキスタンソフトウェア協会(Pakistan Software Houses Association for IT and IteS(P@SHA))、Ignite国立技術基金(Ignite National Technology Fund(Ignite))とともに技術協力プロジェクト「ICT産業連携強化プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトを通じて、パキスタンのICT企業と日本をはじめとした世界各国のICT企業のビジネスマッチングを促進するポータル構築、対日連携活動の計画・実施能力強化などに取り組んでいます。それにより、パキスタンICT産業の日本への輸出促進のための枠組み構築及び運用を目指しています。
参考リンク
担当者コメント
パキスタンはICT人材が豊富です。パキスタン政府もICT分野における海外、特に日本のICT市場との連携について積極的な姿勢です。海外のICT企業とのビジネスマッチングの実績も多く、他国に比べ低いコストで質の高いサービスが提供できるのが、パキスタンのICT企業の強みです。日本企業とのビジネスマッチングの実績はまだまだ少ないですが、チャンスの多い分野です。ぜひ一度、JICAパキスタン事務所にご相談ください。ICT分野におけるビジネスマッチングの可能性を共に追求しましょう。
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