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- ベトナム ― 注目分野(交通・運輸分野)
ベトナム政府はインフラ整備は急速な経済成長を支える要として認識しており、大型インフラプロジェクトが次々と推進されている。
交通・インフラ計画
・2021年9月1日付「2050年を見据えた2021年~2030年期の道路ネットワーク計画承認決定第1454/QĐ-TTg 2021」を発行。2030年までの目標として、社会経済発展・国防確保・国家競争力向上・交通事故減少・環境配慮等の目標を満たす交通インフラを整備する。主に南北高速道路、ハノイ首都・ホーチミン市の環状線、国道等を整備。2050年までの方針としては、全国の道路網を同期的かつ近代的に完成させ、交通手段間の接続と合理的な発展を確保する。
運輸部門におけるグリーン化、温室効果ガスの削減
2023年12月、2050年までにグリーンエネルギーへ移行、運輸部門の二酸化炭素・メタン排出削減をネットゼロにする行動計画が運輸省より公表された(No.1679/QD-BGTVT)。かかる行動計画は運輸省内の各部局毎の行動内容が詳述されており、都市中心部におけるグリーンエネルギーを利用した公共交通機関の整備や、空港・港湾を結ぶ主要交通ネットワークにおけるグリーンエナジー供給ステーション等のインフラ整備が含まれている。
労働安全に関する規定を強化
・2024年5月、No.51/CD-TTg公電において、近年多発している労働事故を受け、首相は各関係機関・省庁に対し、労働衛生と安全の改善を求める首相指示を発出。重要な建設プロジェクトや労働災害の危険が高い分野では特に管理を強化し、定期的な検査を行うよう指示。企業には、労働災害の要望策への積極的な投資を促す一方、成功モデルを増やし、違反には厳しく対処する必要があると指摘。
その他参考、近年の関連する採択案件
・河川掘削泥土再利用システムの普及実証ビジネス化事業(太洋基礎工業株式会社)
・インフラ建設時の安全管理のための計測機器と警報システム普及実証ビジネス化事業(株式会社東横エルメス)
・デジタル技術を活用した橋梁維持管理のためのビジネス化実証事業(株式会社IHIインフラシステム)
・ベトナム国高品質な弾性加熱合材を使用した高耐久な橋梁伸縮装置及び路面補修工法に係るビジネス化実証事業(東京ベルト株式会社)
※ベトナムにおける国別課題情報については、主にベトナム国の主要な政策課題や計画を取り上げています。ご検討いただく際のヒントとなりましたら幸いです。
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