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※本頁は民間連携事業にご関心ある企業様向けのページです。
事務所メッセージ
イラクでは、外務省危険情報でレベル2(2025年8月現在)のエルビル市に限って中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)への応募が可能です。同市は都市開発が急速に進み、社会課題への解決に資する民間事業の参入に非常に期待が大きく外資規制も比較的緩やかです。様々な投資機会があり親日国でもあるイラク、中でも治安が安定しビジネス活動が活発化するエルビル市を是非ご注目下さい。
イラク・エルビル市について
イラクは人口約4,500万人、潤沢な石油収入を背景に急速な経済成長にあります。イラク戦争から20年余り、治安は安定傾向にあり、非石油セクターにおける産業多角化や雇用創出が課題となっていますが、昨今ではインフラ整備や都市開発、不動産開発が活況でもあります。イラクは中部及び南部をイラク連邦政府が統治していますが、クルド人が多く居住するイラク北部のクルディスタン地域は自治権が与えられており、クルディスタン地域政府が統治しています。
イラクにおいては、治安が安定しているクルディスタン地域の主要都市であるエルビル市を対象に、JICA Bizの申請を受け付けています。エルビル市は人口180万人を有し、イラク中南部だけでなく、トルコ、イラン、シリア等の近隣諸国を結ぶ国際・国内交通・物流網の中心地となっています。エルビル市の発展は地域における中核都市として機能し、経済発展を牽引することで、地域の安定に寄与することが期待されており、投資環境の充実も進められてきました。
投資庁を筆頭に投資優先プロジェクトの認定や投資優遇措置を設け外国直接投資を積極的に推進しており、都市開発・不動産開発が急速に進み外資の参入も顕著にみられます。中進国ながら未開拓の市場が多く、日本企業もオフィス開設による進出企業はまだ数社ではあるもののエルビル市には所在をしており、自動車販売や石油・ガス関連ビジネス、医療機器販売等を中心に市場開発が進められています。
エルビル市概観
JICAはバグダッド事務所の他にエルビル市に支所を設け、都市計画策定、上下水、農業、電力等の事業を実施しています。特に技術協力で行われたエルビル都市開発マスタープラン更新プロジェクトでは、経済開発(農業、工業、観光)、都市交通、インフラ整備(水資源、上下水、廃棄物、電力、洪水管理)に関する計画策定支援を実施しています。民間投資は都市開発を推進するための重要な要素として位置づけられ、特に持続可能な都市を標榜するエルビル市にとって低炭素技術の導入には高い期待が寄せられています。
またJICAイラク事務所では、エルビル市で日本企業向けのビジネスセミナーを過去複数回に亘って開催し、政府関係者や地元企業との意見交換の機会も提供する等、同市のビジネス環境を周知する活動も行っています。1970~80年代には5,000人とも言われる日本人がイラクに滞在し、石油・ガス開発のみならず、病院や学校等の社会インフラも民間主導で整備されてきました。そのレガシーが脈々と受け継がれ、イラクは現在も親日国であることはあまり知られていません。日本に対する信頼や期待は未だ高く、投資を望む声は根強く聞かれます。まずはエルビル市から、イラク市場を見て頂ければ幸いです。
エルビルの城塞(2014年ユネスコ世界遺産に登録)
急速に進む都市開発
お問い合わせ窓口
JICAイラク事務所
irq_oso_rep@jica.go.jp
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民間連携事業の応募に際しての注目ポイント
- 注目分野(都市開発分野)【詳細ページは近日公開予定です】
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