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パラオ ― 注目分野(廃棄物管理分野)

パラオは3R(リデュース、リユース、リサイクル)の他に+Rとしてリターン(輸出)を推進しており、島内の最終処分量の最小化促進、資源回収・リサイクル資源の国内再利用および輸出可能性を追求しています。大洋州地域の他国からも取り組みに注目が集まっているパラオ。大洋州にご関心の企業はぜひご相談ください!

特に応募を期待する領域

  • 廃棄物の分別回収にかかる技術やサービス
  • 廃棄物のリサイクル・アップサイクルにかかる技術やサービス

応募を期待する背景・パラオ国の現状

パラオは生活物資および商業用資機材を輸入に頼っており、またGDPの30%を観光業に依存しているため観光客が消費するための物資も多く輸入しています。こうした物資や資機材は、その役目を果たすとゴミとなります。JICAが支援し2020年に完成した廃棄物処分場は、国民の生活習慣の変化や購買行動、購買力、購買機会の増加により想定利用年数を上回るペースでゴミが増加中です。
国内でのリサイクルは主にガラスで、その他、生ごみのたい肥化、プラスチック(ペットボトルキャップ、食品トレイなど)の油化装置で燃料に変える取り組みは行っているものの、中央政府や州政府の人的・予算的理由で現状のリサイクルにとどまっています。