jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

パプアニューギニア ― 注目分野(空港(運輸)分野)

特に応募を期待する領域

・空港(運輸)

応募を期待する背景・パプアニューギニア国の現状

対パプアニューギニア国別開発方針において、「経済成長基盤の強化」を一つの重点分野と定め、持続的な経済成長のため、生活基盤・経済活動に不可欠な運輸・交通インフラ整備・維持管理の支援を実施しています。
特に急峻な地勢、熱帯性ジャングル等のために道路網が十分に整備されておらず、航空輸送が国内主要都市間を結ぶ重要な役割を担うパプアニューギニアにおいて、JICAは資金協力事業等を通じて空港整備等を支援しています。JICAはこれまで有償資金協力「ポートモレスビー国際空港整備事業」(E/N締結1988年)で首都ポートモレスビーのジャクソン国際空港の整備を支援した他、第二の都市レイ(「ナザブ空港整備事業」(E/N締結2015年))やココポ/ラバウル(無償資金協力「新ラバウル(トクア)空港緊急整備計画」(E/N締結1996年)の空港整備を支援してきました。
パプアニューギニアでは、観光産業等を重要な成長産業と捉える他、金・銅・石油等の豊富な資源を背景とした資源輸出の増加等が見込まれ、より一層の国際線/国内線旅客や貨物量の増加が予想されています。一方で、増加する旅客数や貨物量の増加に対して空港の処理能力が大幅に不足する見込みが指摘されており、日本が有する優れた空港運営・維持管理技術の導入が期待されています。日本のノウハウを生かした空港拡張・改修工事、空港運営・維持管理がパプアニューギニアの持続的な経済成長に向けた重要な役割を果たすことを目指します。

参考リンク

担当者コメント

JICAはパプアニューギニアにおいて、長年にわたり航空輸送等の支援を行っており、同国の経済活動の活性化に貢献してきました。本分野における日本の長年の協力に対するパプアニューギニア政府からの厚い信頼の証として、2023年10月に同国第二の経済都市レイ近郊に日本の有償資金協力事業「ナザブ空港整備事業」で支援した国際空港の名称がマラペ首相の発意により両国の友情の証として「ナザブ・トモダチ国際空港」へ変更されました。また、パプアニューギニア国での記念切手の発売も決定されている等、日本が推し進めるインフラ輸出が高く評価されています。またパプアニューギニア政府は空港運営の他、物流センター・ホテル等の周辺ビジネスを含めた開発に民間ノウハウを取り入れて行こうとしております。
JICAは、パラオ国際空港ターミナル拡張・運営事業に対する海外投融資貸付も行っている等、空港(運輸)分野における官民連携事業等、民間企業やその他のパートナー機関との連携を積極的に推進しております。 日本企業様に寄り添った丁寧な対応に努める所存ですので、パプアニューギニアにご関心をお持ちの企業様のご連絡をお待ちしております。