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- パプアニューギニア ― 注目分野(水産・水産加工分野)
水産加工にご関心のある企業様のご参加お待ちしております。
特に応募を期待する領域
水産・水産加工の大きなポテンシャル
コキフィッシュマーケットにディンギで魚を運ぶ漁師たち
フィッシュマーケットの新鮮な魚
ティラピアの養殖試験場(国立水産訓練校、ケビエン)
OFCF定置網プロジェクト
パプアニューギニア国の水産事情
パプアニューギニアは、南太平洋で最大の排他的経済水域(320平方キロメートル) を誇り、かつお・まぐろの好漁場となっています。この海域でのまぐろ・かつおの漁獲量は世界全体の約15%を占め、日本をはじめ多くの国々から、まぐろ・かつおを求めて、はえ縄船やまき網船が操業に来ています。パプアニューギニアの建国の父と慕われたマイケル・ソマレ氏もマグロのお刺身が好物だったようです。
他方、沿岸漁業や養殖業等は技術、機材、物流等の様々な面で開発が進んでいません。漁師たちは小型船(ディンギ)に乗ってリーフ魚や貝を採取し、近隣の市場や道端で販売する等、自給的で零細規模の活動にとどまっています。パプアニューギニアではまぐろ・かつお以外の水産資源の有効活用を「挑戦」と位置付け、水産加工による付加価値の向上と雇用の創出を目指し、水産物市場の建設、水産加工施設の誘致、養殖業の推進等に取り組んでいます。
JICAや海外漁業協力財団(OFCF Japan) の他、多くの開発パートナーもパプアニューギニアにおける持続可能な漁業の推進、より多くの国民が裨益する漁業を目指し、様々な協力を行っています。しかしながら、未だ十分な支援と開発効果がパプアニューギニアの皆様に行き届いているとは言えない状況です。水産加工による持続可能な水産資源の利活用、また市場へのアクセス、雇用創出等には、一緒に事業を展開していく民間企業・パートナー参入が欠かせず、先方政府の期待と協力姿勢も高い状況です。
水産分野で事業事例
パプアニューギニア政府は国内での一次加工による付加価値と雇用の創出を目指し、海外からの直接投資を呼び掛けていますが、多くの企業を誘致出来ているわけではありません。未発達の物流網、割高な物価、脆弱な経済インフラ等、企業の進出の障壁ともなりえる多くの課題がありますが、それでもパプアニューギニアの豊富で未利用な海洋資源をビジネスチャンスと捉えて挑戦されている取り組みもございます。
JICAの水産分野での取り組みは以下のとおりです。
海外漁業協力財団の取り組みは以下のとおりです。
担当者コメント
パプアニューギニアの水産資源はとても豊富です。当地の魚市場では日本でもお馴染みのアジ、サバをはじめ、近海で取れたキハダ、カツオ、代表的なリーフ魚であるフエフキダイやハタ等、様々な魚やマングローブマッドクラブや伊勢海老の他、シャコガイ、アサリ、クモガイ等も売られています。季節になるとペットボトル一杯に詰まったウニも買うことが出来ます。
こうした新鮮な魚介を販売する一方で、魚介類を加工し、付加価値を付けることが出来れば、販路も広がり、漁業に従事する人々の生計向上に大いに役立ちます。水産加工分野で日本企業の知識と技術、経験を活かすことにより、パプアニューギニアの水産資源のポテンシャルを最大限引き出し、多くの人々に裨益することが期待できます。
当地での水産加工ビジネスにご関心のある企業様は、まずはJICAパプアニューギニア事務所にお気軽にご連絡ください。
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