カザフスタン・キルギス共和国合同オンライン日本留学フェアの開催
2022.11.08
キルギス日本センター(KRJC)は、カザフスタン日本センター(KJC)、筑波大学、北海道大学、新潟大学(文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業」拠点校)と共催し、2022年10月22日から28日にかけて、「カザフスタン・キルギス共和国合同オンライン日本留学フェア」を開催しました。この、中央アジア2ヶ国合同の留学フェアは2020年から導入したもので、今回で第3回となります。
フェアには、日本からは16校(大学14校、日本語学校2校)、及び日本学生支援機構(JASSO)に参加いただきました。
フェアは、共通セッションと各参加校1時間の個別セッションの2部構成。共通セッションでは、JASSOや、両国日本国大使館からの奨学金制度を含む各種説明と、日本への留学経験者による体験談の発表等がなされ、その後5日間にわたり参加校の個別セッションを開催しました。両国からの参加者は延1619人。新型コロナウイルスによる日本への入国規制の緩和も受け、共通セッション・個別セッション共に、参加者は昨年比で増加しました。各セッションにおいては多くの熱心な質問が寄せられ、親日国で日本への関心の高い両国の若者の、日本への留学の関心の高さが伺えました。
また、両日本センターでは、フェアのフォローとして、参加校のご希望に応じ、キルギス、カザフスタンの大学との情報交換や、連携関係構築検討等を目的とした個別面談の設定・開催支援にも取り組んでいます。ここ2年間で延16校に本サービスを活用いただき、その内5校がキルギスの高等教育機関と連携協定締結に至りました(内3件が本年度締結)。いずれも相互学生交流等の留学コンポーネントを含んでおり、連携協定を通じての学生交流の推進も期待されます。
日本と距離的に遠く離れ、まだ日本においては比較的馴染みの薄い中央アジア。そのうち2カ国、キルギス日本センターとカザフスタン日本センターは、各々の国と日本の様々な組織や人々を結び付けていくプラットフォーム機能の強化を目標に、その事業効果とインパクトの向上を目指し、各種の連携活動を推進しています。本留学フェアを通じた高等教育機関間の連携促進にも寄与できるよう、引き続き力を入れて取り組んで参ります。また、今年からは、日本留学の「出口」支援として、モンゴル日本センターとも協力し、「内陸アジア遊牧文化圏日本センター合同事業 日本留学後の高度人材就職セミナー」を、留学フェアとセットで開催いたします。
更に、2023年2月上旬には、筑波大学と共催し、ビシュケク、及びキルギス第二の都市オシュで、オフラインの留学フェアを開催予定です。
scroll