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キルギス日本センター経営塾第1期の卒業セレモニーを開催しました

2023.01.20

キルギス日本センター(KRJC)は、2021年7月にキルギスの企業のトップマネジメントのみを対象としたビジネスコース「経営塾」を創設しました。経営塾の特色の一つとして、参加企業と日本企業のリンケージの推進が挙げられます。

第1期には11社13名が参加、1日3時間のコースを2週間開催し、その後、与えられた課題を自社に置き換えて検討するための2週間のインターバルを経て次のモジュールを開始する、という流れを基本に、12月まで6つのモジュールを開催しました。

COVID-19の影響で当初予定から延期となったものの、2022年7月には訪日プログラムを実施。従来キルギスに関心を示す日本の企業は少なく、KRJCのこれまでの歴史の中でもKRJCが媒介したビジネスマッチングの例はほとんどありませんでした。そのような状況下、今回、日本企業との個別の面談やビジネス交流会「キルギスMini-EXPO」等、訪日中のマッチング機会の創出に戦略的に取り組んだ結果、14件もの交流協定が締結されるに至りました。その後、売買契約を含む複数のビジネスに結びつく等、キルギスにおいては画期的となる成果に結びついています。

その後、2022年12月15日に訪日プログラムの結果を反映させたビジネスプラン発表会を実施し、経営塾第1期が終了しました。翌12月16日には、来賓として在キルギス日本国大使、JICAキルギス事務所長をお招きし、経営塾第1期の卒業セレモニーを開催しました。セレモニーでは参加者の代表から、経営塾卒業生間のビジネスクラスター形成等を含む、経営塾同窓会組織の方向性について発表がありました。

第1期はキルギスで初の試みということもあり、定員15名に対し13名と定員を下回る応募者数でしたが、一連の経営塾の取り組みの評判や成果が口コミ等で広まったことにより、2022年7月に開講した経営塾第2期には定員を大幅に上回る41名の応募がありました。キルギス国内での経営塾への評価と存在感は着実に高まりつつあります。

KRJCでは、日本・キルギスの様々な組織・人々を相互利益で繋ぐプラットフォームとして、更なる取り組みを推進して参ります。

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