ラオス日本センター:ラオス発・スタートアップ「ビジネスプランコンペティション」の開催 LJI SUSU Scale-Up (Batch 2)
2023.10.30
2023年10月18日、ラオス日本センター(LJI)は、ラオス発のスタートアップ企業のスケールアップを目指した「ビジネスプランコンペティション」を開催、ラオス企業関係者、日本企業関係者、投資家など160名以上が参加しました。
本イベントは、JICA、JETROビエンチャン事務所、ラオス商工省中小企業振興局の協力のもとハイブリッドスタイル(オフラインとオンライン)で開催されました。冒頭、小林賢一駐ラオス人民民主共和国日本国特命全権大使、ラッタナー・ドゥアングブッパー中小企業振興局次長、伊藤典之JICAラオス事務所次長、ポーンケオ・チャンタマリーLJI所長の挨拶があり、それぞれがラオスの社会・経済の成長における新興企業や起業家の事業規模拡大の重要性を強調されました。
LJI SUSU Scale-Up (Batch 2)の応募者約100社から選ばれた13社が約2か月間ミニ講義や個別メンタリングを受け、ビジネスプランをブラッシュアップしました。本イベントでは、その13社が磨き上げたビジネスプランを発表しました。
JICA賞を受賞し、JICAの支援とLJIの指導のもと、ビジネスモデルの検証(PoC:Proof of Concept)を行う企業は以下の通りとなりました。
●「ラオスの都市農業の可能性を引き出し、地域生産を拡大を目指す “イノベーティブな農業プ ラットフォーム・Cofarm” 」Cofarm Co., Ltd ($20,000)
●「患者とクリニックをサポートしたい! ラオス初のクリニックマネジメントシステムで業務改善を」SYSTORY Co.,Ltd ($20,000)
●「ラオス初のスマート自動販売機サービスプロバイダー “ラオスの生産者と顧客の利便性向上、顧客の販路拡大を狙う”」VendeeX Co., Ltd ($10,000)
●「ラオス産コットン100%活用したサステイナブルな綿製品を世界に!」SAYA Arts and Crafts ($5,000)
●「かつての王室に愛された貴重な米”Khao Kai Noi”の保護と農家の生活をより良くすることを目 指す」Yordxam Individual Enterprise ($5,000)
今後、5社は、LJI SUSU Scale-Upのフェーズ2へ移行し、JICAの資金支援とメンタリングを受けつつビジネス成長に向けた取り組みを進め、2024年の8月に、最終成果発表(ファイナルピッチ)を予定しています。
LJIは、今後もJICAの支援を得て、今回入賞した企業以外の8社に対しても様々な支援を展開していく予定です。
このイベントをスポンサー頂いた、Maruhan Japan Bank Laos様とTechsauce様に感謝申し上げます。
(注1) LJI SUSUは、産業人材の育成とスタートアップ・中小企業のエコシステムの強化を目的としたLJIのユニークな取り組みの一つです。LJI SUSUは、Start-UpとScale-Upの頭文字をとったもので、今回はScale-Upの部分を支援し、SDGsの実現や未来に向けて、厳しく変化の激しい時代でも「頑張る」起業家や企業を応援する取り組みです。
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