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ラオス日本センター:日本のお笑い芸人と大学生によるラオス・日本学生交流イベントを開催!

2024.07.10

「焼肉が大好きなラオス人〇〇と、シンダート(ラオス風焼肉)が大好きな日本人△△です。コンビ名はベジタリアンです」!

即興でつくられた漫才に会場は笑いに包まれました。

 6月26日(水)にラオス日本センター(LJI)で行われた交流イベントには、ラオス人学生20人、日本人留学生5人が参加しました。本イベントは2部構成で、前半は関西学院大学のインターン生・小林愛実さんによる漫画・アニメ交流会、後半は吉本興業所属フランポネと元JICA海外協力隊/現JICA佐賀デスク所属の芸人Koによるオンライン漫才講座が行われました。

前半のイベントを担当した大学生の小林愛実さんは、このイベントを企画した背景について、次のとおり語ってくれました。

「日本語を学ぶ学生のモチベーションの低下が課題としてあります。日本文化が好きで日本留学に行きたいと強く願う学生たちは多いですが、その奨学金を獲得するのは狭き門です。留学というゴールがとても不安定な中で勉強のモチベーションを保つことは難しいということを聞き、同じ学生の立場として共感しました。そこで私は本イベントを企画するにあたって一つの目標を立てました。それは「漫画やアニメが好きだから日本語を理解したい」、「日本人と話せるようになって文化をもっと知りたい」など、そういったポジティブで身近な学習動機をもう一度思い出してもらうということです。」

本イベントでは、日本の漫画・アニメを絡めた日本語クイズや、自分の“推し”について日本人と語る交流会、漫画の一コマから大喜利を考えるワークショップ、そして漫才をつくる体験などを通して、学生の皆さんは勉強という枠組みに捉われず日本語を楽しんでいた様子でした。



  
              

後半の漫才イベントは、今回はトライアルとしてオンラインで実施しました。漫才とは何かの説明から始まり、最終的に学生たち自身で漫才をつくり発表してもらうという流れで実施、始めは戸惑っている学生さんが多いようでしたが、フランポネとKoの掛け合いやLJIスタッフによるラオス語での説明も聞きながら、少しずつ緊張もほどけた様子でした。最後は上手に日本語を用いて個性豊かな漫才を披露してくれ、会場が笑いに包まれました。


実際に学生さんが考え会場を盛り上げた漫才をひとつご紹介します。

「AB:どうもー!

A:焼肉が大好きなラオス人〇〇と B:シンダートが大好きな日本人△△です。

A:コンビ名は… B:ベジタリアンです! AB:よろしくお願いします!

A:昨日沢山へびを食べたんだよね。

B:え?へびを食べたの?毒とかもってない?大丈夫??

A:いやいや、大丈夫だよ。シンダートにもへびが沢山出てくるじゃない?

B:いや、それ“へび”じゃなくて“えび”だよ!!もういいよ!!

AB:どうもありがとうございましたー。」


最後に、イベントを終えて、企画した小林さんからのメッセージです。

「今回のイベントが少しでも学生さんたちにとって「日本語学習は楽しい」と改めて感じて貰える機会になっていたらうれしいです。また、日本が好きで日本語を勉強している学生に対して“支え”となる役割をLJIが果たせるように、インターン生として出来ることはないか日々考えたいと思います。」

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