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カンボジア日本人材開発センター:千葉大学インターン生による活動レポート

2024.10.07

千葉大学インターン生による活動レポート

カンボジア日本人材開発センター(CJCC)は2024年6月~9月に初めて千葉大学より学生インターンを受け入れました。王立プノンペン大学に交換留学後、CJCCでインターンを行った千葉大学3年生の常田千尋さんにカンボジアでの留学経験及びインターン活動をレポートしていただきました。
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交換留学したきっかけは、日本で文化やルールの違いに直面する外国人の子どもたちに多く出会ったものの当時の私にできることは少なく、彼らを日本でサポートするために、日本以外の国で国際関係を勉強し、社会を見つめる経験をしたいと考えたためです。留学先は今後、繋がりが強化されると考えられるASEAN諸国の中から英語で国際関係学を履修しつつ、実践活動を行う環境が整っているカンボジアを選びました。

留学中は、カンボジアの学生たちと国連やASEANなどの領域の学習をすることで、カンボジアの国際的な立場や地域間のつながりを学ぶとともに、彼らがどのようにカンボジアの社会や国際社会をみているのかを肌で感じました。周囲には学習に意欲的で社会問題に関するディベートに参加したり、国際機関でインターンをしたりなど意欲が高い学生が多くいました。当初はクメール語訛りの英語は難しく感じましたが、よく予習をすることで、彼らが話している英語がよく聞き取れるようになりました。英語で講義を受け、友人とも毎日英語を使って話したことで、留学前よりも英語力を向上させることができたと感じています。さらに、日本に関して積極的に話すことを求められ、カンボジアの学生が日本に対して長い歴史と高い技術を持つ発展した国だという印象を抱き、興味を持ってくれていると感じることができました。

留学だけでなく実践活動を通して現地の視点から学びを深めたいと思い、CJCCでインターンをしました。CJCCはイベントが多く、日本語コースも開講されているため、カンボジアの文化を学ぶとともに、日本文化をカンボジアから見ることが非常に魅力的でした。

企画から運営まで携わったクッキングクラスでは、日本の食材とカンボジアの食材を組み合わせてデザートを作りました。日本語のレシピを参考にしながら、カンボジアの人にも美味しいと思ってもらえるように調整しつつ何度も試作をし、イベント当日は、予想していたよりも多くの方が参加し、質問をしたり、家でも同じレシピで作れるようにと分量を確認してくれたりして、クラスを楽しんでくれている様子でした。日本語・日本文化普及キャラバンではカンボジア国内の3つの州の高校で日本語を紹介しました。活動中も活動後も生徒たちが「ありがとう」など、教えた言葉を積極的に使ってくれ、日本語に興味を持ってくれている様子が印象に残っています。

CJCCでは、カンボジアで日本文化や日本という国がどのように捉えられているかを学ぶ機会が多くありました。

CJCCの活動を通してカンボジアと日本を繋ぐたくさんの方々に出会い、将来への展望が大きく広がりました。中でも、日本とカンボジアの文化交流を軸にして仕事をすることや、カンボジアで日本語を教える仕事に興味を持ちました。今後も、学問と実践活動の両面から多くのことを吸収し、どのようなアプローチでカンボジアと日本を繋ぐ架け橋のような人材に成長できるかを考えつつ、この経験を活かしていきたいです。

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CJCCはカンボジアでの国際協力、文化交流の現場での学びを提供して、日本の学生の将来を応援していきます。

関連記事:千尋さんの海外留学体験記(留学先:カンボジア)|留学大図鑑~先輩たちの留学体験談~|トビタテ!留学JAPAN (jasso.go.jp)

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