ラオス日本センター:日ラオス外交関係樹立70周年を迎え.「お正月祭り」「ジャパンフェスティバル」を通じて日本とラオスの絆を紡ぐ
2025.02.28
今年2025年は日本とラオスが外交関係を樹立してから70周年。ラオス日本センター(LJI)では、日本とラオスの「絆」を深め「共創」を目指した活動を展開しています。
1~2月に開催された「お正月祭り」と「ジャパンフェスティバル2025」では、これからの70年も見据えて、特に両国の若い世代の交流を深めていく活動に取り組みました。
■お正月祭り■
1月10日~11日に開催されたLJI主催の「お正月祭り」には、日本語を学ぶ学生や日本が好きな若者が多数訪れ、日本の若者と交流を深めるとともに、音楽や踊り、武道などを通じてお祭りを盛り上げました。
ラオス在留の日本人学生も積極的に参加し、なかでもLJIインターン生・高橋幸太朗さん(関西学院大学4年生)は、ステージの総合司会を務めるとともに、日本で学んできた「しめ縄作り」を通じて交流を深めました。高橋さんに「しめ縄作り」ワークショップを実施した感想をお聞きしました。
「おそらく、ラオス初のしめ縄作りの活動でしたが、日本語を学ぶ高校生や大学生が積極的に参加してくださり、アニメ以外の日本の伝統文化を紹介することができました。アニメが日本の「現代文化」として広く世界に知られている一方、しめ縄飾りは日本人の性格や考え方を強く反映している「伝統文化」です。この活動を通じて、彼らが持つ日本観の解像度が高まっていれば幸いです。」
・「お正月祭り」の様子 ・「しめ縄作り」を通じた交流
■ジャパンフェスティバル2025■
2月14日~15日に開催された「ジャパンフェスティバル2025」では、LJIで日本語を学ぶ学生らとJICA海外協力隊など30人以上が一緒に「よさこい」を披露し、会場は若い熱気と歓声に包まれました。LJIでの合同練習をアレンジし、参加者でもあったJICA海外協力隊の澤田直美さんは、次のとおり振り返ります。
「日本人もラオス人も、ほとんどがよさこい未経験者でした。それでも11月から練習を始めると、回を重ねるごとにどんどん踊りが上達していき、それだけでなく、参加者同士の仲が深まり一体感が強くなっていったことがとても印象に残っています。全体練習だけでなく自主練を企画して集まったメンバーもいました。本番当日は、練習の成果が発揮された笑顔いっぱいの素晴らしいステージとなり、大成功だったと思います。」
また、LJIブースの「生け花」や「団扇づくり」「水引」の体験コーナーにも、多くの若者が集まりました。そして最後は、会場に集まった大勢の皆さんとともに、日本・ラオス合作の盆踊り大会、となって幕が閉じられました。
・日本・ラオス混合の「よさこいチーム」 ・会場全体で「日本・ラオス合作の盆踊り」
なお、今回のジャパンフェスティバルでは、LJIのビジネス関連事業をきっかけに実現した企画も数多くありました。例えば、書道家・鈴木猛利さんによる書道パフォーマンスは、LJIを訪問された香川県の企業とのカジュアルな会話から始まりました。また、LJI SUSUの審査員による紹介がきっかけでお越しくださった考藤右近さんは、獅子舞、剣舞、盆踊りなどで祭りを盛り上げてくださいました。
このように、LJIはこれからも、異なる立場や分野/業種の人々をつなぎ、日本とラオスの「絆」をさらに深め、「共創」していくプラットフォームとして活動を続けていきます。
・LJI開催の書道パフォーマンスでは、「絆」「共創」の2文字を揮毫いただきました
scroll