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キルギス共和国日本人材開発センター: KRJC、戦後80年の節目に「平和の日」特別イベントを開催

2025.08.14

戦後80年の節目を迎えた今年、公益法人キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)は、毎年8月に実施してきた「平和の日」イベントを特別企画として開催しました。

8月2日、原爆パネル展示や映像上映に加え、オンラインセッションや芸術パフォーマンス、体験コーナーを組み合わせ、多くの方々に平和について考えていただく機会を提供しました。

■ステージプログラム
オンラインセッションでは、「記憶から学び、壊さない未来を考える 〜 広島と世界の現場から届く“平和の作り方”」をテーマに、広島や国際平和構築の現場で活動するゲストが登壇。活動の実例や体験談を共有し、その後、来場者との意見交換を行いました。

発表者(発表順、敬称略) テーマ
広島大学博士課程
片山 美弥
(元キルギスJOCV 平和教育)
広島とキルギスの平和教育
フリーランスデザイナー
ビーバーズ 侑
(元キルギスJOCV 美術)
「再起」イベントとともに平和を考える
UNDPプログラムスペシャリスト
Akyn Bakirov
国境を越えたプロジェクトの枠組み内でのコミュニティ間の対話の経験

また、パントマイムによる「争いと調和」の表現や、ピアノ・クラリネット・トロンボーンによる『花は咲く』『上を向いて歩こう』『アシタカ』の演奏も披露されました。音楽と芸術を通じて会場全体が一体感に包まれ、「平和の価値」を感じ取る時間となりました。

■体験・展示コーナー
ワークショップでは、折り鶴や書道を体験することで日本文化に触れ、千羽鶴の意味や書道に込められた精神性について学びました。

さらに、参加者による「平和メッセージ」の掲示も行い、来場者自身が思いを形にする参加型の場となりました。
会場内では「再起展」紹介パネルや作品展示、Instagramで募集した「平和」テーマのイラストや写真展示も行われ、多様な角度から平和を考える空間が広がりました。

■ イベントの意義
今回の「平和の日」イベントを通じて、参加者がさまざまな側面から平和について考える機会を持てたことは、世界情勢が不安定さを増す中で大きな意義がありました。

KRJCは今後も、人々の交流を促進するプラットフォームとして、文化・教育・社会のあらゆる分野で相互理解と協力を深める活動に取り組んでまいります。



KRJC インターン 山元 菜帆(関西学院大学)

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