キルギス日本人材開発センター:30周年記念コンサートを開催
2025.12.12
キルギス日本人材開発センター(KRJC)は、創立30周年という節目を記念し、2025年11月22日(土)に「KRJC 30周年記念コンサート “COLORS of 30 Years”」をT.アブドゥモムノフ記念キルギス国立アカデミック・ドラマ劇場にて開催しました。
本イベントは、日本国大使館、JICAキルギス事務所の後援・協力を得て実施され、これまでKRJCの歩みを支えてきた日本およびキルギスの関係機関、ビジネスコースや日本語コースの卒業生組織、連携する教育機関の代表者をお招きし、共に30年の軌跡を祝う場となりました。
当日は約500名が来場し、会場は大きな熱気と祝意に包まれました。
コンサートは、日本の伝統文化を象徴する箏の演奏で幕を開け、華やかな花笠音頭が続き、観客を魅了しました。
その後は若者文化を象徴する TIKTOK ダンス、アラバエフ・キルギス国立大学付属日本学院の学生による歌やダンスが披露され、現代的なエネルギーが加わりました。
花笠音頭
TIKTOKダンス
日本人によるキルギス伝統楽器「コムズ」の演奏は、両国文化が自然に交差する象徴的な瞬間となりました。また、キルギス民族楽器アンサンブル「ムラスアンサンブル」とのコラボ演奏や、キルギス在住の日本人による音楽バンド「スシバルマック」、KRJCを代表する和太鼓グループ「大江戸太鼓」が迫力ある演奏の出演によって、ステージはさらに盛り上がりを見せました。
日本人コムズグループ「コムズサムライ」
ムラスアンサンブル
日本人音楽隊「スシバルマック」
和太鼓グループ「大江戸太鼓」
クライマックスのコラボステージでは、アラバエフ日本学院の学生とスシバルマックによる「千本桜」、さらに日本人留学生とJICA海外協力隊(JOCV)によるキルギス伝統舞踊「ジャルンビー」が続きました。両国の若者が同じ舞台に立つ姿は、交流の深化を象徴する印象的なシーンとなりました。フィナーレを飾ったのは、両国の若者と演奏者による力強い「ソーラン節」。観客から大きな拍手が送られ、盛会のうちに幕を閉じました。
ジャルンビー
ソーラン節
本コンサートは、KRJCが30年にわたって地域社会、日本とキルギスの関係機関、大学、教育機関、企業、そして数多くの卒業生との協力を積み上げてきた証でもあります。開催にあたっては、日本国大使館ならびにJICAキルギス事務所から多大な支援をいただきました。また、JOCVの皆さまには舞台調整や演目参加などで大きな協力をいただき、交流の深さを象徴するステージとなりました。
KRJC 30周年記念コンサートは、文化を通じた相互理解の促進と、両国のさらなる友好協力に向けた重要な一歩となりました。KRJCは今後も、日本文化の魅力発信に加え、教育・ビジネス両面での交流を深化させ、地域社会とともに歩む拠点として活動を続けてまいります。
本イベントの開催に際し、ご後援・ご協力いただいた日本国大使館、JICAキルギス事務所、出演者の皆さま、そしてご来場いただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
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