長期研修員向けオンラインイベントを実施しました。

2021年1月8日

イベント後、皆で記念撮影!

12月25日(金)、中部地域の大学院で学ぶ留学生(長期研修員)を対象にオンラインイベントを実施しました。

今回のオンラインイベントは「地域理解プログラム」「コロナ禍におけるストレス・ヘルスマネジメント」「長期研修員交流会」の3部構成です。

まず、JICA開発大学院連携(注)の一環として実施した「地域理解プログラム」では、1960年代三重県四日市市を中心に起こった「四日市公害」をテーマに、戦後復興期の産業化・工業化における開発経験や教訓を伝え、研修員の自国における開発に活かされるべき点を理解、学びました。

次の「コロナ禍におけるストレス・ヘルスマネジメント」のセッションでは、中部センターの看護師の協力のもと、動画を活用してステイホーム中のストレスマネジメント、そしてマスクの使用・十分な手洗い・ソーシャルディスタンスなどの基本的なコロナ感染対策の必要性や重要性を説明しました。

最後の「長期研修員交流会」のセッションでは、Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用し、参加研修員を数名毎のグループに分けて研修員同士の交流の場を設けました。

参加した研修員からは、「大気汚染は自国でも深刻な問題。中部地域で起こった公害問題ということで非常に関心のあるプログラムだった。」「基本的なコロナ対策を徹底して自分も相手も守らなければならないことを再認識した。」「来日したばかりで孤独を感じていたが、今日多くの知り合いができたことが嬉しい。いつか対面で会いたい。」等の感想が寄せられました。

JICA中部では、今後も中部地域の歴史・開発経験提供の場や、研修員の交流の場を企画・提供して参ります。


(注)JICA開発大学院連携:開発途上国の未来と発展を支えるリーダーとなる人材を日本に招き、欧米とは異なる日本の近代の開発経験と、戦後の援助実施国(ドナー)としての知見の両面を学ぶ機会を提供します。