【広島県】JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2021受賞者を訪問しました!

2022年3月31日

広島県立加計高校の生徒が最優秀賞を受賞!

最優秀賞を受賞された久保さん(右)

日本と開発途上国との関係や、国際社会で日本の果たすべき役割、持続可能な社会について考え、自分の言葉で語ってもらう「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」。今年で中学生の部は26回、高校生の部は60回を数え、中学生の部23,170作品、高校生の部25,215作品、総数48,385作品ものご応募をいただきました。
そして、高校生の部25,215作品の中で見事「最優秀賞」を受賞されたのが広島県立加計高等学校2年の久保日向太さんです。作品のタイトルは「本当のサステナビリティってなんだろう?」。ご家族のお仕事や、変わりゆく地元の風景など身近な話題を題材に、SDGsに関する取り組みについてクリティカルな意見を述べられています。
エッセイコンテストだけでなく、様々な取組みに積極的に参加されている久保さん。表彰当日は、全校生徒の前でエッセイの内容や思いを、ユーモアも交えつつ熱く語ってくださいました。「ある面から見たら良いことでも、別の面から見たら課題があるのではないだろうか?その辺りを多面的に考えることが大切だと思う」。「一歩踏み出す前には不安になる。でも踏み出した先は、意外と何とかなるものだからどんどん踏み出してみてほしい」。このような久保さんのコメントを同級生や下級生が真剣な表情で聞き入っている姿が印象的でした。
久保さん、おめでとうございます!

エッセイのアイデアは「あつ森」やBBQ!?

右から神垣校長、胡さん、高松さん、JICA中国岡田所長

今年度のエッセイコンテストのテーマは「私たちと地球の新しい未来」。高校生の部の久保さん同様、身近な出来事から地球の新しい未来を考えてエッセイにまとめてくださったのがノートルダム清心中学校の胡奈那さんと高松咲季さんです。胡さんは「国際協力特別賞」を、高松さんは「広島県OB会長賞」をそれぞれ受賞されました。
胡さんのエッセイのタイトルは「自分で考える環境対策」。題材は大人気ゲームの「あつ森」(「あつまれどうぶつの森」)で、エッセイの始まりは「う~わっほーっ!フナだ!フナっこ!フナっこ!」というゲーム内でのセリフから始まる、思わず続きを読みたくなる作品です。将来は、「海外(特に東アジア)に携わるような仕事がしたい」と力強く語ってくださった胡さん。このまま海外への興味関心が継続し、近い将来、何らかの形でご一緒できたらいいなと楽しみにしています!
高松さんのエッセイのタイトルは「今度は私の番」。休日にBBQに行ったときの、とある「自身の失敗」を題材に、自分にできることを考え実践された際のエピソードを書いてくださいました。「文章を書くのはあまり得意ではないので、受賞の連絡を聞いたときは驚きました」と語りつつも、「将来は教員になりたい」とまっすぐな目で宣言した高松さん、それを聞いた先生方からは拍手喝采でした!
胡さん、高松さんおめでとうございます!

2022年度もエッセイコンテストを実施いたします。たくさんのご応募、お待ちしています!

広島県JICAデスク 羽立大介

※下記リンク先の「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト 2021年度優秀作品」で加計高校の久保日向さんとノートルダム清心中学校の胡奈那さんの作品をお読み頂けます。