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年頭所感

2021.01.01

あけましておめでとうございます。
年始にあたり皆様のご多幸とご発展を祈念申し上げます。

2020年は、まさに新型コロナウィルスの感染拡大に明け、暮れた1年でした。
人々の生活と経済活動は大きなダメージを受け現在も進行中です。ワクチン開発が進み、一部の国では接種が始まるなど明るい兆しも見えてきている反面、医療機関の対処能力の確保と引き続きの感染拡大防止が重要とされています。

このような1年となることを昨年誰が予想し得たでしょう。
そしてこの1年でどのような変化をさらに迎えることになるでしょう。

IT・デジタル革命などによって、例えば途上国などのマーケットにおいて飛躍的な革新・変化をもたらすことを「リープフロッグ」と呼ぶことがありますが、IT分野に限らず人類や地球は、その長い歴史の中で絶えず大きな外的変化に対しミクロのレベルから変異・変容・進化を遂げてきました。
これは自然科学の分野に限らず、人の社会や経済の営みも同様だと思います。

言い換えれば、あらゆるレベルおいて日々様々な変化や革新が生まれているところに、急激かつ重大な外的変化によって、生き残る(支持され、持続する)顔ぶれが大きく変わるということなのかも知れません。
これまであった習慣・商品・技術が外的変化を機に一掃されてしまうなどです。

しかしこのようなことは「負」ばかりではなく「正」も然りです。今年も思いもよらぬこと、ものが生まれそして残っていく可能性があります。これから我々がどのような「リープ」を遂げることになるのか、時代の当事者の1人としてできることから関与を積み重ね、1つでも「正」の変革を見出して行ければと思います。

今年もJICA中部をよろしくお願い申し上げます。

独立行政法人国際協力機構 中部センター
所長 村上 裕道

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