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映画上映&トークイベント「ANIMAL ぼくたちと動物のこと」を開催しました!

#12 つくる責任、つかう責任
SDGs
#14 海の豊かさを守ろう
SDGs
#15 陸の豊かさも守ろう
SDGs

2025.06.09

環境問題を考え、行動を起こすために

6月5日は「世界環境デー」。地球の環境を考え、行動を起こすための日です。さらに日本では6月を「環境月間」としています。
なごや地球ひろばでは、世界で地球環境について考えるこの時期に、映画上映とJICA海外協力隊経験者のトークを通じ、私たち人間が自然や動物と共生し持続可能な社会を築くために何ができるのかを考えるイベントを行いました。

世界環境デーに合わせ、環境について考えるイベントを開催

映画「ANIMAL ぼくたちと動物のこと」

イベントでは、まず映画「ANIMAL ぼくたちと動物のこと」を上映しました。登場人物の若者二人が、地球の気候変動や生物の絶滅という二つの大きな危機の原因を探り、それらを食い止めるための答えを探す旅に出ます。二人は世界を巡りながら、さまざまな人びとと出会い、話をして、ときに戸惑い、打ちひしがれながらも、自分たちにできることを探していくというストーリーでした。
ラストに近いシーンで、登場人物が「人間も動物」という気づきを得たと発言した場面が印象的でした。

会場内ではエクアドルの小物も展示

南米エクアドルの環境を守るために

その後、JICA海外協力隊として南米のエクアドルで環境についての活動を行った杉山圭美さんがお話をしました。
エクアドルには、ガラパゴス諸島に代表されるように、美しい自然があり、希少な生物が多く暮らしています。しかし近年は水質汚染やゴミ問題といった環境破壊の課題があります。
杉山さんは、日常的にゴミが多い町の様子を見て、ゴミのポイ捨てを何とかしたいと思ったそうです。そこで小学校などでゴミについての授業を行うなどの活動をしました。
ポイ捨てされたゴミは、風に乗って飛ばされたり小さくなったりして、遠くへ運ばれていきます。これを動物たちが食べてしまうことで、多くの生物の命が失われてしまいます。まずゴミを拾ったり、適切に捨てたりすることが、環境や生物の命を守る第一歩となるのです。

エクアドルで行った環境についての活動を紹介

身近なところから行動を起こそう

エクアドルは、世界でもトップクラスの数の動物が生息していますが、絶滅危惧種の数も世界トップクラスなのだそうです。杉山さんからはさらに、エクアドルのガラパゴス諸島でおこなわれている環境対策についても紹介していただきました。
日本にも、多くの絶滅危惧種の生物がいます。私たちの身近にもそうした多くの生物が存在しているのです。

イベントの最後には、「地球環境や生物多様性を守るために、どのような行動を起こすか」というアイディアを参加者とともにシェアするため、一人ひとりの行動宣言を書いていただきました。
参加者から挙げてもらった行動宣言は、なごや地球ひろばの1階で掲示予定です。来館した際には、ぜひご覧ください。

たくさんの行動宣言が集まりました!

なごや地球ひろばでは、今後も世界やSDGsについて、楽しみながら知ることのできるイベントを企画していきます。
ぜひ皆さん、なごや地球ひろばに遊びに来てください。

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