Rice for Africa -アフリカで米を育てる- を開催しました!



2025.07.09
今年の8月、日本でTICAD9(第9回アフリカ開発会議)が開催されます。また、6月18日は「持続可能な食文化の日」。持続可能な食料生産を意識するとともに、地域固有の伝統的な文化の継承について考える日です。
なごや地球ひろばでは、TICAD9開催に先駆け、アフリカでの生活や食に関連した国際協力の話を聞き、アフリカの食文化に触れるイベントをおこないました。
アフリカのためのお米 ネリカ米とは?
イベントでは、最初に、海外で栄養士として活動した地球案内人より、主食に関する話をしました。
私たちのからだのエネルギー源となる主食。どうして日本ではお米が作られてきたのだろう、世界の主食はどういったものがあるのだろう、クイズを交えながら話をしました。さらに、JICAのアフリカのお米に関する取り組みについても紹介しました。
JICAのアフリカのお米に関する取り組みを紹介!
次に、アフリカのガーナとオンラインで繋ぎ、JICA海外協力隊で食用作物・稲作栽培として活動している濵嶋 賢さんから、ガーナの食文化やガーナの人びととともにおこなっている米づくりについて、写真や動画を使いながらお話ししていただきました。参加者からは、「ガーナでお米をつくっているとは思わなかった。稲作の取り組みがよくわかった」「日本の米作りも現在、農業全体の問題が顕在化している中で、ガーナでの取り組みが興味深かった」などの感想がありました。
ガーナから生中継!
最後に、参加者の皆さんにはアフリカ風ランチを味わっていただきました。牛肉をトマトで煮込んだ「マフェ」というお料理です。加えて、ネリカ米と愛知県のお米の食べ比べも体験していただきました。ネリカ米とは、アフリカの環境でも栽培できるように品種改良されたお米です。皆さんに味わっていただいたネリカ米は、JICA筑波で作られ、今回のイベント限定で味わうことのできる貴重なお米。会場では、目をつぶってそれぞれの違いを味わっている参加者や、「思ったよりネリカ米はおいしい」「マフェとネリカ米があう」などの感想を口にする参加者がおられました。皆さんそれぞれに、このイベントでしか味わえない体験を楽しんでいました。
ネリカ米と愛知県のお米の食べくらべ!どんな違いがあるかな?
また、食事のあとは、濵嶋さんに再登場していただき、参加者からの質問に答えていただきました。「ガーナは暑いイメージがありますが日中でも農作業はできますか」「ガーナで日本のお米は販売されていますか」「濵嶋さんがガーナで嬉しかったことは何ですか」などたくさんの質問に答えていただきました。
濵嶋さんへの質問タイム!
なごや地球ひろばでは、今後も世界や国際協力について、楽しみながら知ることのできるイベントを企画していきます。
皆さん、ぜひ、なごや地球ひろばに遊びに来てください!
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