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- 中米・スリナムから日本へ -名古屋での暮らしから学んだ“大切なこと”-
中部地域の大学院に在籍する留学生一人ひとりの学びや歩みを紹介するシリーズとして、今回は、2025年10月に名古屋大学大学院環境学研究科に入学したスリナム出身の長期研修員、BETTERSON Demetra Asisaさん(以下デメトラさん)にお話しを伺いました。
デメトラさんは、JICAが実施する「SDGsグローバルリーダーコース」の長期研修員として来日しました。
(聞き手:JICA中部 研修業務課)
自己紹介をお願いします。
私の名前はデメトラ・ベターソンです。南米のスリナム出身です。これまで経済学を専門に学び、現在は名古屋大学にて、環境学の修士課程に在籍しています。
来日前の日本のイメージはどんなものでしたか?
来日前には、日本について理解を深めるために動画を見たり、さまざまな情報を調べたりしました。日本人は礼儀正しいと聞いていましたが、実際に生活してみて、その印象は想像以上でした。人々は本当に親切で、相手を思いやる気持ちにあふれていると感じています。
日本での生活で印象に残ったことを教えてください。
日本の日常生活に根付く秩序や整然さが強く印象に残りました。一方で、地域活動やJICAのイベントを通じて、人々の温かさや活気に触れ、日本社会に温かく迎え入れられていると感じました。
日本の食文化・習慣・日常生活で好きになった点を教えてください。
ごみの分別や公共空間の使い方に見られるような、他者への配慮や秩序を大切にする姿勢に魅力を感じるようになりました。また、伝統衣装を着る体験を通じて、その所作や心遣いから、日本文化と人々とのつながりを深く感じました。
この6か月間でのご自身の成長はどんなことがありますか?
日本での生活を通じ、日常の課題を自ら工夫し乗り越える力が身につきました。JICAの活動参加や文化体験を通して、新しいことに挑戦する自信が高まり、忍耐力や柔軟性を養うことができました。
印象に残っている授業を教えて下さい。
「環境政治学」「環境ガバナンス」「保全生態学」の授業が特に印象に残っています。政策決定プロセスへの理解を深めるとともに、批判的に考え、自分の意見を発表・議論する力を養うことができました。
共に学ぶ仲間や同僚についての印象はいかがですか?
多様な背景を持つ仲間から刺激を受け、問題への多角的な視点や創造性に触れることで視野が広がりました。また、JICAのネットワーキングイベントへの参加を通じ、教室外でも学びを深めることができました。
帰国後、日本での経験をどのように活かしたいと考えていますか?
帰国後は、日本で得た経験を活かし、国内外の持続可能な資源管理プロジェクトに貢献したいと考えています。特に、カーボンクレジット事業や環境政策、官民連携の分野に関心を持ち、新たな可能性にも挑戦していきたいと思います。
来のキャリア・人生目標を教えてください。
環境政策・ガバナンス分野でのキャリアを築き、スリナムおよび国際社会における持続可能な管理に貢献することを目標としています。政府や組織、地域社会と連携し、実践的な成果を生み出す仕事に携わりたいと考えています。
これから日本での留学を目指す方へのアドバイスをお願いします。
一歩ずつ自分のペースで歩み、好奇心を持って新しい経験に心を開いてください。日本語の学習は早めに始めることをおすすめします。少しでも理解できるようになると、日常生活をより自信を持って送ることができます。また、質問をしたり新しいことに挑戦したりする小さな積み重ねが成長につながり、思いがけない自分の強みや新たな機会に出会えるはずです。
最後に、日本の読者へのメッセージをお願いします。
日本は、私に想像以上の成長の機会を与えてくれました。自分を表現し、一歩踏み出し、可能性を探求できる環境の中で、今も成長を続けています。JICAの仲間や企業、さまざまな背景を持つ人々との出会いを通じて学びを深め、支え続けてくださる先生方から多くの導きをいただきました。日本は、多くの機会とともに、温かさや優しさ、静かな強さを教えてくれました。心から感謝しています。
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