広島のユースピースボランティアとJICA研修員との交流を行いました
2022.08.05
ユースピースボランティアは次代を担う広島の青少年が平和の大切さを学ぶとともに、平和記念公園を訪れる外国人に対して被爆の実相を英語で伝えるボランティアガイドとなり、ヒロシマの心を国内外に伝える活動です(広島市、(公財)広島平和文化センターが実施)。
ガイドとしての活動を始める前に実施する研修が7月10日に行われ、19名のJICA研修員が参加しました。まずはじめに、幼い頃に被爆した小倉桂子さんによる被爆体験講話を聴講した後、ユースピースボランティアによる模擬ガイドを受けながら平和記念公園内にある慰霊碑を見て回りました。小倉桂子さんの被爆体験講話では研修員一同、真剣な表情で耳を傾け、質疑応答の時間には研修員から自発的に質問を小倉さんに投げかけていました。
平和記念公園でのガイドでは、コロナ禍で英語での実地練習の機会が少なく、緊張しながらも懸命に英語で伝えるユースピースボランティアに対して、優しく丁寧に聞く研修員の表情が印象的でした。移動中には、研修員とユースピースボランティアがペアになってコミュニケーションをとっている姿も見られ、最初は緊張気味だった学生も途中からは笑顔で話かけるようになっていました。
被爆体験講話に耳を傾ける研修員一同
ユースピースボランティアによる模擬ガイド
平和記念公園でのガイド
最後に、ユースピースボランティアの皆さんの感想を一部お届けします。
集合写真
また、今回の交流でよりJICAのことについて知りたい、世界にある課題について話を聞いてみたいというアンケートの回答もいただきました。
JICA研修員からは、「とても興味深い」、「小倉さんの話を聞いてヒロシマへの理解が深まった」、「日本の若い人と関わることができてよかった」などの感想を聞くことができました。
今後も広島平和文化センターとJICA中国で連携して様々な機会を設けていきたいと思います。
ユースピースボランティアの皆さん、研修員の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました!
scroll