【イベント報告】2023年度 サイエンスパーク施設公開

2023.09.20

キミにこのなぞが解けるか!?

 8月10日(木)、広島中央サイエンスパークの研究機関が一斉に施設を公開する「夏休みオープンラボ」が開催されました。実に4年ぶりの開催となり、どの機関もわくわくするワークショップやイベントを用意していました。
 ひろしま国際プラザでは「なぞときクエスト~JICAからのちょうせんじょう~」と題した「なぞとき」ゲームを実施しました。このゲームは館内に散らばった5つの謎を解いて、キーワードを完成させるというもの。その「なぞ」の中には、JICAの活動や事業紹介もあり、楽しみながらも「学び」の要素もある「なぞとき」となっていました。受付時、参加者に答えを書き込む「パスポート」が配付されます。それを手に館内を巡っていきます。さて、参加者は最後のキーワードまで完成させることができたのでしょうか?

ヒラメキが大切!

 参加者は、5つのなぞの内、設置されたヒントを頼りに4つの「なぞ」を解きます。「なぞとき」に「知識」はいりません。必要なのは「ひらめき」だけ!対象は小学生としていましたが、大人の方も多く挑戦されていました。親子で悩みながら、「わからなーい!」「これってもしかして…。」などと、「なぞとき」をする姿があちこちで見られました。5つの「なぞ」を解いたあと、最後にキーワードを完成させて受付へ持っていきます。一発正解の方もいれば、キーワードが完成せず、もう一度「なぞとき」に戻っていく方もいて、それぞれに時間をかけながら楽しむ様子が伝わってきました。

大人も子どもも一生懸命考えます

研修員との交流タイム

 今回の「なぞとき」では、研修員と交流できるエリアを設けました。長期研修員7名がボランティアとして参加しました。ルワンダ、ザンビア、ジブチ、ナイジェリア、ブラジル、ネパール出身の研修員は来日目的や来日前の職業、日本に来て困ったこと、好きな日本食など項目別にまとめたプロフィール表を掲示し、それぞれ自分のブースで参加者が来るのを待っていました。参加者は研修員の中から1名を選び、自己紹介や研修員からのお国紹介を通じて交流することができます。更に、ミッションとして「Where do you study?(どこで勉強していますか?)」と英語で尋ねることになっています。「ひろしまだいがく」という答えを聞き出せばミッション成功!小学生の参加者にとっては、とても大きなチャレンジとなったようでしたが、照れながらも研修員と交流する姿が印象的でした。
 ザンビアの高校で数学教師をしていたハンボコマさんは「これが私の生徒です。」と、現地の高校の制服を着た生徒の写真を指差しながら紹介しました。「私の夢は校長先生になること。そのために今日本で勉強をしています。」と自身の来日目的も教えてくれました。研修員から直接お国の話を聞くことは、参加者にとっても刺激や発見があったようで、とても賑わいのあるエリアとなりました。

お国の料理を紹介するプラモドさん(ネパール)

イベントを盛り上げてくれた研修員大集合

最後のキーワード

 参加時に配付された「パスポート」には「明るい未来を切り開くために必要なモノはなにかな?」と書いてあります。5つの「なぞ」を解くと、ある5文字のキーワードが完成し、それが答えになりました。その答えは「こうきしん(好奇心)」。新しいもの、まだ見ぬ世界を「見たい」「知りたい」と思うその気持ちが、明るい未来を切り開く力になることでしょう。今回の「なぞときゲーム」を通じて、JICAの活動の一端や、研修員の来日目的などを知ってもらえることができました。ご参加いただき、本当にありがとうございました!その好奇心をいつまでも持ち続けてくださいね。

2階から下を覗くと床になぞが!

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