岡山大学長期研修員を対象に「企業訪問ツアー」を実施!
2023.09.29
2023年9月14日(木)、岡山大学長期研修員を対象に企業訪問ツアーを実施しました。普段、大学で自身の研究に励んでいる研修員にとって、自分達が住んでいる地域の企業を訪問することは初めて。一体岡山には、どんな企業があってどのような事業をしているのかを知るべく、いざ出発です!
企業に訪問する前に、まずはJICA事業について勉強。途上国への海外展開を検討されている企業をサポートする、”中小企業・SDGsビジネス支援事業“(以下、民連事業)の概要についてJICA中国民連携事業の担当者より紹介。本制度を利用してどんな分野やどんな国に日本の企業が進出しているのかなどグラフで確認しました。開発途上国の課題を解決するためにチャレンジする企業とはどんな企業なのか!
最初にやってきたのは、創業70年以上の実績を誇る大紀産業さんです。民連事業を活用し、スーダンで食品乾燥機を使い廃棄されてしまう玉ねぎを乾燥させ商品化するという事業をされています。電力の安定しない場所でこの機械は使えるのか?消費電力はどのくらいなのか?輸送費はいくらぐらいなのか?など研修員は大紀産業さんのアフリカでのビジネスに興味津々で、次から次へと質問があがりました。
お昼には、各自で持ってきたお弁当を食べながら、ランチ交流会を楽しみました。研修員、JICA中国スタッフ、岡山県JICAデスク国際協力推進員に加え、岡山大学で学ぶウズベキスタン人留学生の方も参加してくださいました!3グループに分かれて、まずは、自己紹介。それぞれ、自分の似顔絵と、自分を表すキーワードを4つ書いて、自分の国、好きなこと、将来の夢などについて語り合いました。どの似顔絵にも、ご本人の人柄が表れていて、中には、とてもアーティスティックな作品も!短い時間ではありましたが、ひざを突き合わせて、お互いのことを知る、ネットワーキングの良い機会となりました。
“Thank you for coming”、”Welcome to Wesco” と書いた紙を持ち、社員さんが研修員の到着を待ち受けてくれていました。その姿を見た研修員からは歓声!ニコニコ笑顔で訪問スタートです。まずは屋外で栽培されていた絶滅危惧種のオニバスを見学。ウエスコではCSRの一環として絶滅危惧種を守る活動をされているとのこと。事業説明では、カエルを守る活動の話もあり、みんな興味津々でした。調査機器の見学、技術説明を受けて研修員からはソフトに関する質問や勉強会に参加したい等企業に対して積極的なアプローチもみられました。また同社インターンシップをきっかけに従業員となったJICAイノベーティブアジアプログラム出身の過年度研修員とも意見交換ができ、日本で働くことについて理解が深まりました。
岡山で生活をしていても、なかなか近くにいる企業を訪問する機会がなかった研修員。今回は2社訪問し、事業内容や日本企業の働く雰囲気を感じ、とても学びの多い時間になったようです!今回の企業訪問をきっかけに今後はビジネスパートナーになる可能性もあるのでは!と、今後の研修員と企業との繋がりを期待したいです。研修員からのコメントを紹介します♪
・Thank you very much for arranging this insightful tour. It was my first experience visiting a Japanese company, and I appreciated the opportunity to learn about their business and have my questions answered.
・I was very impressed by Japanese technologies and high-standard production and services.
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