広島県で協力隊帰国隊員交流会を開催!
2024.03.16
3月16日(土)広島市内にて、広島県海外協力隊を育てる会主催で帰国隊員交流会が開催されました。
帰国したJICA海外協力隊から活動報告の話の前に、JICA中国の村岡所長から協力隊の現状について、派遣状況から帰国後の活動・キャリアについて紹介しました。
中下さんは広島県の教員として籍をおいたままジンバブエに派遣。小学生の時に見た協力隊の写真がなぜあんなにキラキラしていたのか、自分の目で確認したい!という想いから協力隊になったという話をキラキラした目でお話しされました。
ジンバブエでは女性が出産を経験してからキャリア形成が始まることが多く、生徒は中下さんより年上がほとんど。日本のやり方の違いとも戸惑いながらも、指導ではなくアイディアやこれまでなかった方法を発案するようにしたりと違いを受け入れてそれを活かすやり方に変えて活動されました。
帰国後も中学校で保健体育・ジンバブエに行ったことがある先生として活動されています!
樽澤さんはドミニカ共和国、グアテマラ、アルゼンチンで活動経験があり、ペルーで環境教育として派遣されました。アルゼンチン派遣が決まりすでに派遣されていたのですが、コロナにより一時帰国。派遣再会が決まったのですが、元居たアルゼンチンではなくペルーへの振り返りになりました。広島県でスペイン語ボランティアなども経験されており、スペイン、アルゼンチン、ペルーと地域のスペイン語を使い分けて活動され、植物園のコンポスト普及活動をされていました。
叶堂さんはコロンビアに小学校教育として派遣。協力隊前にはコロンビアの日本人学校で勤務された経験もあり、小学校教員だけでなくケーナ演奏者としても活躍されていました。もう一度コロンビアで活動がしたいという想いから協力隊に参加され、人生を通してコロンビアと関わり続けています。
授業の指導案作成や実施だけでなく環境整備も積極的にされました。花壇を作ったり草むらを整備したりしていると学校全体で植物を植えるまでに発展し、生徒だけでなく保護者も交えて植えた植物でいっぱいになったようです。
ジンバブエ派遣の中下さん
ペルー派遣の樽澤さん
コロンビア派遣の叶堂さん
本イベントは広島県海外協力隊を育てる会主催のため、育てる会の会員さんにも多く参加いただきJICAの協力隊事業について理解を深めていただいています。
育てる会は、企業や個人の方が会員となり、表敬訪問の同行や派遣中隊員の方には活動で必要な物資の協力、帰国後隊員には就職の相談など後方支援をされており、協力隊事業を応援していただいています。
当日は育てる会の会員さんから、派遣中隊員の保護者、高校生とたくさんの方にお越しいただきました。
JICA海外協力隊、2024年度の春募集は5月17日(金)から始まります。
ぜひホームページをご覧ください。
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