【実施報告】ルワンダ・平和について考える講演会を岡山市で実施
2024.05.22
グループごとに意見・感想を話し合いました
5月22日(水)に岡山県ユニセフ協会主催、NPO法人ルワンダの教育を考える会理事長の永遠瑠(とわり)マリールイズさんによる講演会がありました(JICA中国後援)。
ルワンダ内戦を経験し、日本での研修生時代の友人らの尽力により家族で日本に再来日したルイズさんは、ルワンダの子どもたちに「夢を取り戻してほしい」とルワンダの教育を考える会を設立。ルワンダのキガリに、幼稚園・小学校を設立し、命の尊さと教育の大切さを伝えるために日本全国を回られています。
当日は24人の方が参加しました。マリールイズさんからは1994年の内戦後30年が経ったが、ルワンダの人々が戦争の傷を抱えながらも「和解と赦し(ゆるし)」を日々の生活の中でどのように実践してきたのか語られました。
参加者は「ルワンダのこと、つらい経験を日本語でわかりやすく話してくださり、知らないことを教えて下さったことに感謝したい」「コミュニティの中に加害者と被害者が隣人としてともに暮らすことの困難さははかりしれない」と感想を述べました。また、マリーさんは「内戦後憎しみあう親を子どもは見ていた。子どもは親が加害者であっても被害者であっても一緒に遊び学びこれからを共に生きていく。子どもたちのそのような行動が親の行動を変えました。」と語りました。戦争を経験した人の絶望、苦しみ、恨みに終わりはなく、それでも未来を向き生きるルワンダの人々のことについて学びました。
scroll