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【イベント報告】2024年度 御薗宇小学校運動会にJICA研修員が参加しました!

#3 すべての人に健康と福祉を
SDGs
#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2024.05.26

UNDOU-KAIって?

 東広島市立御薗宇小学校は、JICA中国センターからほど近い場所に位置する小学校です。こちらの小学校では、運動会が区民体育大会と一緒に開催され、JICA研修員は地域に住む住民の一人として参加させていただいております。今年度も11名が出場することになり、まずは、日本の運動会とはどんなものかを学ぶところから始めました。運動会の前に行われた「UNDOU-KAI プレミーティング」で、運動会の歴史や、御薗宇小学校の運動会が区民どうしの交流という意味合いもあること、研修員が参加する競技のルールなどの説明を受けました。最後は、ラジオ体操の練習。それぞれの研修員が参加する種目も決まって、準備は万端です!

小さいお友達との再会

 当日は、良いお天気で絶好の運動会日和となり、シリア、フィリピン、インドネシア、バングラデシュ、スリランカ、マレーシア、ジャマイカの7か国11名の研修員は、張り切って小学校に向かいました。神妙な顔で臨んだ開会式を終え、ラジオ体操では、練習の甲斐もあり、少しずつリラックスできていたようでした。
 6年生がリーダーとなって行う全校応援パフォーマンスでは研修員全員の目が釘付けとなりました。「赤組の子どもたちの中には、広島の野球チーム、カープのユニフォームを着ている子もいますよ。」の説明に、「カープ!知っているよ!」と答えたのはシリアの研修員たち。見ごたえのある、統率のとれた応援に感心しきりでした。
 次に研修員の心を射止めたのは、1、2年生のダンスです。玉入れ競争の合間に、手にポンポンをつけて踊るかわいい児童たちの姿がかわいいと、シャマイアさん(ジャマイカ)はじめ、研修員のカメラがたくさん向けられました。今年の冬、御薗宇小学校のとんどに参加してお国紹介をしたシリアのサムさんは、「ぼくの友達がほとんど赤組にいるみたいなんだよ。だから、ぼくは赤組を応援しよう!」小さい友達に再会できたことが、とても嬉しそうでした。

かわいい子どもたちの演技が好評でした

自分たちの出番!

 研修員たちは、小学生競技の合間に行われる、地域対抗の4つの競技に分かれて参加しました。入場門で待っている間は、地域の人とルールなどについて確認し、チームの一員として参加できることに嬉しい様子。「ゴールはどこ?」「順番は?」など聞いているうちに名誉あるアンカーに名乗りを上げる人もいました!マレーシアのファイザルさんもその一人。不安定なカゴに入れたボールを引きずって次の人に渡す競技「ボールと仲よし」で活躍してくれました。

最後まで楽しみました

 昼食をとっていると、学校のALTの先生が挨拶に来て、黒板に書かれたメッセージは子どもたちが書いたことなどを話してくれました。研修員達は、みんなでお礼に絵を描いたり、自分の国の言葉でお礼を書いたりして、感謝の気持ちを黒板に残しました。
 最後の参加種目リレーでは、研修員8名が1つのチームとなり、バトンをつなぎました。入場門では即席のバトンパスの練習。第2走者のラーマンさん(バングラデシュ)の手が滑ってバトンを落とすハプニングもありましたが、なんとか完走できました。「バトンパスの練習はしたけど、バトンを持つ練習はしなかったね!」とラナさんとシリーさん(いずれもフィリピン)がラーマンさんをからかいました。
 研修員たちは日ごろの研究から離れ、御薗宇地区のみなさんと、ひと時のリラックスした時間を楽しめたようです。「日本の学校の事情が分かってよかったです。」「日本の子どもたちがすばらしい。」と感想を残す研修員もいました。御薗宇小学校と地区のみなさま、ありがとうございました。

研修員で一番人気の競技は綱引き。地域の人と力を合わせて綱を引っ張り、見事2勝しました。

リレー、がんばろう!

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