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グローカルプログラムin海士町

#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2024.06.17

今期のグローカルプログラム実習生

島根県の離島、隠岐郡海士町ではJICA海外協力隊員が派遣前に日本国内の地方で地域活性化や地方創生などの取組みを学ぶグローカルプログラムを実施しています。2022年1月から海士町ではプログラムの受け入れを開始し、これまで約30名近くのグローカルプログラム実習生が島で活動してきました。今期は5名のグローカルプログラム実習生を5月11日から海士町で活動しています。

杉山あゆな実習生(派遣国:東ティモール/職種:小学校教育)
谷川開智実習生(派遣国:ジブチ/職種:体育)
中山千博実習生(派遣国:ジブチ/職種:青少年活動)
林風笑実習生(派遣国:タンザニア/職種:家畜飼育)
大和一輝実習生(派遣国:ソロモン/職種:小学校教育)

実習生たちの活動先や活動内容は多様で、図書利用の促進を行っている杉山実習生、農業の魅力を発信し担い手探しを図る谷川実習生、コミュニティースペースの活性化を図る中山実習生、海士町の地域資源を活用して島外から訪れる旅行者に魅力を発信する林実習生、歴史や史跡の掘り起こしを行っている大和実習生、と町のいたるところで活動しています。どの実習生も地域の方たちの課題やニーズを丁寧に拾い上げ、自分たちに何ができるかを模索しながら活動しています。

プログラム折り返し地点となる6月中旬に活動受け入れ先やお世話になった方たちに向けての中間報告会が開催されました。実習生たちからは「イベント開催の失敗を通して本当に地域の人たちが求めていることが理解できた」「つながりをもらうのではなく、つながりを作りに行く重要性を学んだ」など、活動を通して感じた課題や気づきについて発表してもらいました。実習生たちの発表を受けて、受け入れ先からは「困っていることを率先してくれるから自分たちも実習生の活動を応援したくなる。」など、活動に対する感謝や応援のお声をいただきました。
発表会には多くの方たちに参加していただき、オンラインも合わせると20名を超える方たちに参加いただきました。中には過去にグローカルプログラムに参加し、現在はブータンで活動している隊員の参加もあり、プログラム終了後も海士町と実習生のつながりを見ることもできました。

残りの活動期間で実習生たちは実施できること、したいこと、あきらめることなどを考え、どこに優先順位を置くべきかの選択が迫られることになります。離島する頃には海士町にどのような足跡を残して行くのか、海士町の人たちから実習生の活動に期待が寄せられています。

中間報告会にはたくさんの方たちが参加してくれました

海士町でのオリエンテーションの様子

隠岐神社創建85年奉納海士町音楽祭で隠岐祝い音頭を踊りました

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