jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

広島のユースピースボランティアとJICA留学生との交流を行いました

2024.06.30

ユースピースボランティアとJICA留学生

広島に住んでいる外国人の中にはJICA留学生として大学で研究している人もおり、JICA中国では50ヶ国以上の開発途上国から留学生を受け入れています。今回、留学生に広島のことをより知ってもらおうとユースピースボランティアによる平和公園のガイドを実施しました。
「ユースピースボランティア」とは、平和記念公園を訪れる外国人に被爆の実相を英語で伝える、青少年ボランティアガイドのことです。次代を担う広島の青少年が平和の大切さを学ぶとともに、ヒロシマの心を国内外に伝える機会を創出するため、(公財)広島平和文化センターがその育成に取り組んでいます。8月6日をひと月後に控え、ヒロシマの未来を担う若者と、開発途上国の発展を担うJICA留学生が平和公園の案内を通して平和について学び、平和について語り合う場として、平和公園をユースピースボランティアに英語でガイドをしてもらいました。

高校生・大学生がJICA研修員に平和記念公園を案内

今年度は広島県内の高校生と大学生が133名のユースピースボランティアとして登録しており、6/30は90名のユースピースボランティアがJICA留学生のために集まってくれました。留学生は16ヶ国27名が参加し、平和公園に到着してからはグループにわかれてそれぞれのルートで平和公園を周りました。
ユースピースボランティアは、これまで勉強してきた原爆の子の像や原爆ドーム、レストハウスなどの想いやストーリーなどを紹介。JICA留学生の中には研究の傍ら平和公園を訪れたことがある人もいたようですが、公園内にある遺構や慰霊碑の歴史的な背景、そこに込められた思いについては初めて知ることも多かったようで、高校生と大学生が英語で説明している姿に感銘を受けながら、真剣にガイドの話を聞いていた留学生からは、「プログラムの構成も、学生の説明も素晴らしく、交流を超えた、一生心に残る経験でした。」「多くのことを学びました。友人にも薦めたいです。」などの声がありました。

今後も広島平和文化センターとJICA中国で連携して様々な機会を設けていきたいと思います。
ユースピースボランティアの皆さん、留学生の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました!

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ