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日本文化体験教室 書道

2024.07.05

最後に全員で記念写真撮影

日本文化体験教室、書道教室

 7月5日(金)、今年度第1回目の書道教室を、ひろしま国際プラザで開催しました。在館中の研修員を対象として実施、「都市上水道維持管理」や「海上保安政策」等5コースから13名が参加しました。昼間の技術研修を終え、夕食の後、19時からの2時間です。研修員にとって、貴重な日本文化体験となりました。

書道を堪能しました!

 教室に一番先に来たのは、シリアのサムさんです。開始10分前にやって来ました。その後他の研修員も集合して、いよいよ始まりの挨拶、先生の言葉を研修員たちは熱心に聞きます。書道の歴史、道具の使い方、筆の持ち方等の説明を受けました。
 「実際に書いてみますので、先生のテーブルに近寄ってきてください。」という合図と共に、皆さん興味津々で、ぐるりと先生のテーブルに集まりました。先生の一筆一筆に、大興奮です。「それでは、各自やってみよう。」ということで、下敷きに新聞紙を引いて半紙を置きます。「筆をこう持ちます。」先生のまねをしながら皆が筆の持ち方を確認します。興奮のあまり、ナイジェリアのジャロさんは「とても楽しい!見て、本当に書道を楽しんでいる!!」書く前から叫ぶほどでした。
 まっすぐの横線、縦線を練習し、ぐるぐるの渦巻き線を書いてから、お手本を見ながら、うみ、とり、すし、心、花、月、愛などの文字に挑戦しました。先生は、各自が書いた文字を見ながら、アドバイスをして回ります。研修員は先生の指導を受けたくて、「先生!せんせい!」と自分のところへ呼びます。日本の書道教室のイメージよりも、なぜかもっとにぎやかです。
 先生やお弟子さんも、研修員の手を持ちながら一緒に書いてみたりと大忙しでした。だいぶ練習が進んだころに、今日の一番良い作品を選び、掛け軸に入れてロビーに展示することを伝えると、皆さん、再度熱心に、これかな?どれかな?と周りに問いかけます。先生の助言も受けつつ、自分の一番を見つけて、とても満足そうに掛け軸に収めました。終わった人から順番に、自分の使ったもの等の片付けも行いました。

大満足で、記念写真

 最後に全員が自分の作品を持ち、先生とお弟子さんを囲んで集合写真を撮って終了しました。それぞれ、自分で1階のロビーのホワイトボードに展示して、解散となりました。この体験が、研修員の皆さんにとって日本での楽しい思い出となれば幸いです。

先生のデモンストレーションを囲む研修員

ロビー展示

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