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【施設訪問】「これなあに?」みて、ふれて、音をならして世界を知ろう!-西条特別支援学校 中学部1年-

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs

2024.06.14

国旗クイズの答えを探している様子

世界と出会う東広島。そんな世界を少し身近に感じる時間

2024年6月14日(金)西条特別支援学校中学部1年生のみなさんが、JICA中国を訪問してくれました。
はじめての場所にドキドキ緊張しながらタクシーを降りる生徒さんたち。今日は世界の様々ものを見て、触れて、楽器をならし、知らない世界について知ってもらえるようなプログラムを準備しました。

教室に入り、「みなさんが住んでいるところはどこですか?」と聞くと、1人の生徒さんが「東広島市」と答えてくれました。「みなさんは、日本という国の広島県東広島市に住んでいます。東広島市やこの施設で、世界のどこかの国から来た人に出会うかもしれません。今日はそんな世界を少し感じてもらえたら嬉しいです。」という言葉で今日のプログラムを始めました。

まずは、マレーシアの市場やモンゴルの写真を見て、一部だけ隠されているものは何か考えます。答え合わせをしながら、日本とは異なる習慣に先生たちからも「えー!」と驚きの声が聞こえました。何度も手を挙げ発表してくれる生徒さんもいて、興味をもって答えを探してくれる姿に嬉しくなりました。
また、世界の課題についての話では、写真に写っている人を見て「この人悲しそうな顔をしている」と、気持ちに寄り添いながら、水や食料問題等世界の課題についてふれていきます。SDGsのロゴを見た時に「あ!これ学校で勉強しました!」と教えてくれる生徒さんもいました。

生徒のみなさんは、このJICA中国訪問に際し、事前に学校で勉強し、質問を考えてくれたそうです。
「学校で漢字を勉強していますが、海外で漢字を教えている人はいますか?」
「僕は楽器を演奏するのが好きです。他の国で楽器を教えている人はいますか?」
そんな質問に答えながらプログラムは進んでいきます。

次は、教室を出てスタンプラリーで館内をまわりながら、それぞれの場所で、先生が準備したカードにシールを貼っていきます。はじめに向かった場所は図書館。利用する方が丁度いなかったため、特別に図書館の方から本の読み聞かせをしてもらうことができました。その後も、世界の時刻を見ることができる時計や、JICA研修員等の国までの距離が書かれた国旗等、施設内を先生と一緒にまわり、その場所について講師が解説していきます。
最後は待ちに待った、施設内の自動販売機でジュースを買う時間。みなさん自分の好きなジュースを選び、嬉しそうな表情でした。

お昼ごはん後、最後のプログラムは、世界の衣装や楽器を体験する時間です。日本とは異なる刺繍や素材の帽子をかぶったり、衣装を体に合わせてマラカスをふったり、楽しそうな表情をする生徒さんたちを見て、嬉しくなりました。
この体験が、訪問してくれた生徒さんや先生にとって、次の学びや新たな発見につながる時間であれば嬉しいです。ぜひまたJICA中国へ、世界を身近に感じに来てくださいね!

スタンプラリーをしている様子                   
(国までの距離が書いてある国旗の前)

スタンプラリーをしている様子                   
(世界時計の前)

刺繍がほどこされた帽子をかぶっている様子

関連ファイル

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