【市民参加協力事業】 外国人も日本人も一緒に大交流!「みんな集まれ!JICAで世界とつながろう!」を開催しました
2024.08.07
ペルーのダンスを踊るイベント参加者
JICA中国が所在するひろしま国際プラザは、広島中央サイエンスパーク(※1)に立地しており、毎年、児童・生徒向けに「夏休みオープンラボ」を開催しています。2024年8月7日に開催された夏休みオープンラボにおいて、JICA中国では「世界とつながる、世界を身近に感じるイベント」を開催し、当日は396名が参加、外国人と日本人が交流するイベントとなりました。また来年の被爆80周年を控え、JICA海外協力隊員が活動する開発途上国で行った原爆展の様子を伝えるパネル展も同時開催しました。
※1:広島中央サイエンスパークは「頭脳立地法」に基づく集積促進地域の承認を受け、その中核的業務団地として整備された産学協同研究施設となっています
イベントでは、広島大学に通うJICA留学生とその子ども達、並びに東広島在住の外国籍の方々を含め、合計9か国15名の方々にファッションショーに登壇頂き、異国情緒溢れるファッションを披露頂きました。またファッションショーの最後に登場したペルー出身のJICA留学生は、ファッションショー後に子供向けペルーダンスの紹介を行い、子どもも大人も一緒になり、ペルーダンスで大いに盛り上がりました。
キルギスの伝統楽器を披露下さったイサバイさんは、キルギスの大学で土木・建設について学ばれた後、キルギス日本センターの工学系高度人材送り出し支援を活用し、2022年より日本企業の㈱増岡組で働らいていらっしゃいます。イサバイさんは増岡組で働きながら、キルギスの伝統楽器の演奏を通じて日本とキルギスの架け橋を担っていらっしゃいます。騎馬遊牧民を想像させる力強い演奏と美しい歌声に、皆が惚れ惚れして演奏に聞き入りました。
【参考】
キルギス日本センターの日本への工学系高度人材送り出し支援 | 事業について - JICA
マスコット作りの冒頭、キルギスがどのような国なのか、市民の方々に関心を持って頂けるよう、キルギスの気候や風土等を中心に、JDS留学生等によってキルギスの紹介を行いました。その後、子どもから親子連れまで多くの参加者が羊毛マスコット作りに挑戦!マスコット作りを通してキルギスへの関心を高める機会となりました。なお、この羊毛を使ったフェルト商品作りは、キルギス女性の自立を支えるJICAプロジェクトとして知られています。
日本のブランドとともに 世界品質のもの作りへ キルギス | 広報誌・パンフレット・マンガ・カレンダー・ラジオ | JICAについて - JICA
キルギスでデザイン隊員として活動したJICA海外協力隊員が、現地美術館や世界遺産の地で行った「平和を伝える活動」を紹介しました。現地のアーティストとのコラボレーションで制作した平和のオブジェ「鯉の滝登り」を、制作者本人が紹介。キルギスには鯉がおらず、現地アーティストに鯉の形状や、また鯉の滝登りの意味を説明する際の苦労話や、本作品に込めた平和へのメッセージを、子どもにも分かり易い言葉を使用して、作者の想いを込めて説明頂きました。
来年は被爆80周年。JICA中国の特色である「平和」を、力強くリードする活動の一つに、海外協力隊員の原爆展/平和を伝える活動があります。これは2004年に始まり、これまで70か国209回開催されています。JICA中国はこれからも海外協力隊員の原爆展を支援して参ります。
JICA中国は来年も「夏休みオープンラボ」を実施予定です。来年も市民の皆様と一緒に、世界に繋がる機会を提供して参ります。
異国情緒溢れるファッションショー
マスコット作り前のキルギス紹介タイム
海外協力隊員による原爆展の紹介
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