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【JICA海外協力隊】鳥取から4名の新隊員が自治体に表敬訪問

#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2024.08.01

鳥取県庁で記念撮影

全員で鳥取県庁に出発のご挨拶

JICA海外協力隊として、新隊員たちが、鳥取県からそれぞれの派遣国に出発されます!それにあたり、鳥取県庁に全員で出発のご挨拶をおこなってきました。

今回出発する隊員は以下の4名です!
・堀内一秀さん(数学教育 ケニア)
・木村友南さん(小学校教育 カメルーン)
・江原崇裕さん(環境教育 スリランカ)
・大田直さん(障害児・障害者支援 セルビア)

鳥取県の輝く鳥取創造本部の遠藤本部長は、4名の派遣国のどこも行ったことのない国だとおっしゃいながらも、それぞれの国の情報収集を事前に頂いており、ひとりひとりに激励の言葉をかけていただきました。また、「今回4名も出発されるのはとても嬉しい。健康などの心配はあるかもしれないが、体に気をつけて、それぞれの地域の発展に貢献してきてほしい」とのお言葉をいただきました。

今回の表敬訪問には、鳥取県協力隊を育てる会の野津会長と横川事務局長にもご同席いただきました。「協力隊員と話をして印象的だったのは、派遣国に到着して最初の仕事は水汲みだったということ。4名の国の状況に違いはあるとは思うが、くれぐれも健康には気を付けて活動して帰ってきてほしい。鳥取県はみなさんのような方をお待ちしている」と激励していただきました。

倉吉市、鳥取市、米子市にも、それぞれご挨拶してきました!

【大田直隊員が倉吉市に表敬訪問】
いつか海外で働くことが夢だったという大田さんは、JICA海外協力隊の存在を知り、応募を決意されました。大田さんの職種は「障害児・障害者支援」です。セルビアでの配属先は、障害者支援をおこなうNGOであり、そこでの活動に参加したりワークショップの提案・準備・実施が主な活動となります。これまで特別支援学校で講師をされてきた経験を生かして、2年間の活動がもうすぐ始まります!広田倉吉市長からは、「体に気を付けて活動してきてほしい。その中で倉吉や鳥取について関心を持つセルビア人を増やしてきてくれれば嬉しい」と激励いただきました。大田さんは配属債でのワークショップ内で日本文化の紹介も取り入れていきたいとおっしゃっています。

【堀内一秀隊員と木村友南隊員が鳥取市に表敬訪問】
堀内さんは2024年3月まで高校で数学教師として働いており、派遣国のケニアでは、「数学教育」隊員として、現地の公立中等学校で活動する予定です。堀内さんは「日本でも数学が苦手な学生が多く、ケニアでも多いそう。これまで高校で数学教師として働いてきた経験を生かして、工夫しながら数学を好きになってもらえるような授業を展開していきたい」と意気込んでおられました。

木村さんは、カメルーンに「小学校教育」隊員として派遣されます。これまでの小学校教員としての経験に加え、幼稚園教諭の教員免許も持っていることを生かして、20~30校の幼稚園や小学校を巡回しながら、現地の先生への指導をおこなっていきます。「カメルーンの教育省は小学校での体育や図工などの充実を求めているが、現場の先生たちにはこうした科目の経験や知識が不足している傾向にあるとのこと。そのあたりもしっかりとサポートしていきながら、まずは子どもたちが毎日学校に来るということを目指して活動していきたい」と木村さんはおっしゃっていました。

深澤鳥取市長と、同席していただいた尾室教育長は、アフリカの教育現場の現状を二人から聞き、日本との違いに驚いておられました。それでも深澤市長からは、「数学教師、小学校教師として職務を遂行しながら培ってきた経験や知識を使って、それぞれの国の子供たちの教育の向上のために貢献していただきたい。健康には留意していただきたい」との激励をいただきました。

【江原崇裕隊員が米子市に表敬訪問】
中学時代にテレビで開発途上国の様子を見て以来、途上国の人々のために何か役立つことをしたいと思い続けていた江原さん。念願の海外協力隊員として、「環境教育」の職業で、スリランカに間もなく出発されます。スリランカ第2の都市キャンディ市の市役所に所属し、学校やコミュニティを巡回しながら、環境問題やゴミの分別に関するワークショップなどを行なっていきます。

米子市伊木市長は、米子市が環境問題に関して取り組んでいる事例などをいくつも説明してくださり、それに対する江原さんからの質問にも、とても丁寧に答えていただきました。また、活動の方向性に悩みを見せる江原さんに対して、「国の方針を良く把握して、その方向に向かわせることできれば、間違っていないと思う」と励ましの言葉もかけてくださいました。また、あくせくと働きすぎる日本人の価値観とは違う、現地のゆっくりとした時間の流れの大切さなども、2年後日本に帰ってきたときに、米子の人たちに伝えてほしい、との期待の声も頂きました。「スリランカでの経験を米子で生かせることができるように、がんばってきたい」と江原さんも意気込んでおられました。

4名の新隊員のみなさん、気を付けていってきてください!そして鳥取県、倉吉市、鳥取市、米子市の関係者のみなさま、それぞれの隊員に対する温かくご対応いただきありがとうございました!

広田倉吉市長と歓談する大田隊員

鳥取市役所にて深澤鳥取市長、尾室教育長、堀内隊員、木村隊員とJICA中国東次長

伊木米子市長と握手する江原隊員

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