jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

【JICA海外協力隊】2024年度2次隊グローカルプログラムの終了

#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2024.07.19

海士町長とグローカルプログラム実習生

島根県の離島、隠岐郡海士町ではJICA海外協力隊員が派遣前に日本国内の地方で地域活性化や地方創生などの取組みを学ぶグローカルプログラムを実施しています。2024年5月6日から参加した2024年度2次隊のグローカルプログラム実習生は7月19日に75日間の実習を無事終了し、海士町から旅立ちました。

今回の実習生は過去最多の受け入れ人数となる5名でした。それぞれ、図書館、教育委員会伝承郷育係、観光協会、役場地産地商課、海の士を育む会に所属し、海士町の課題を掘り起こし、課題解決に向けて活動を行いました。

活動終了2週間前に受け入れ先関係者はじめ、海士町でお世話になった方々や役場関係者などをお呼びし、対面・オンライン合わせて40名近くの方たちが参加する最終報告会を実施しました。
報告会では、実習生から活動をする中で直面した課題とその課題を通して得た学びや気づきについて発表があったほか、JICA海外協力隊として派遣されるにあたり、今後の展望と海士町とのかかわりについてなどにも触れました。実習生からは「自分が頑張らないと思っていたけど、みんなで一緒にできることきっかけを作る大切さを学んだ。」、「失敗をしたからこそ地域の人たちが本当にやりたいことを知ることができた。」、「失敗を多く経験したので、自分にはあとはのびしろしかないと思っている。」など、海士町での経験をもとに協力隊として派遣された際にどのような活動をしたいかを語ってくれました。今回、初めて実習生を受け入れた所属先からは「実習生が企画を提案しトライ&エラーを繰り返しながら活動していることが、受入側職員の刺激になったようで、積極的に企画を提案する職員の姿が見えるようになり、受け入れてよかった。次回もご縁があればぜひ受け入れたい」とのフィードバックがあり、実習生たちのがんばりが周りに伝わっていたことが伺えました。
また、これまでの実習生は民宿に滞在していたのですが、今回初めてシェアハウスに拠点を置き、以前よりも地域に近いところで活動をしました。受け入れ先との交流だけでなく、地区住民との交流やシェアハウスでイベントを実施するなど、地域の方々とのつながりがさらに高まったグローカルプログラムとなりました。
どの実習生も短い期間ながら自分たちにできることを精一杯行い、最後には海士町の方たちから感謝の言葉をいただいていました。

実習生はこれから語学研修として、長野の駒ヶ根あるいは福島の二本松で2ヶ月程語学訓練を受け、JICA海外協力隊としてそれぞれの派遣国に旅立ちます。実習生5名の皆さんが、海士町の経験を活かして活躍されることを心より願っています!

最終報告会の様子

シェアハウスで開催したイベントには多くの地区住民が参加した。

たくさんの方が集まったお見送り

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ