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【JICA海外協力隊】海士町からブータン王国への派遣

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2024.07.09

島根県の離島、隠岐郡海士町はJICA中国とJICA海外協力隊連携派遣覚書を締結し、覚書の目的の一つ「ブータン国の教育魅力化に資するJICAボランティアを海士町が推薦すること」にあるように、2024年度1次隊で海士町からブータンに向けてJICA海外協力隊を派遣することになりました。海士町から派遣されるのは吉井玲香さん、2013年に一度JICA海外協力隊員としてブータンで活動をした経験があり、今回2度目の派遣となります。吉井さんは1度目のJICA海外協力隊から帰国後2016年に海士町に移住し、島の高校や中学校で美術を教える傍ら、島の伝統である神楽への参加や、しめ縄やカレーを販売するなどと幅広い活動を行っていました。
また海士町では2022年からJICA草の根技術協力事業を活用して、隠岐島前高校で実施されている地域探求学習をブータンの高校でも取り入れるプロジェクトを開始し、今回、吉井さんはブータン南部パクシカの高校で地域探求学習のコーディネーターとして活動することになりました。

吉井さんのブータン出発前にJICA中国からも職員が同席をして吉井さんと共に海士町役場表敬を行いました。
表敬では吉井さんは「これまでに培った海士町での経験やつながりを活かすことと、健康に気を付けて活動したい」との意気込みを語りました。表敬に出席頂いた大江町長からは「海士町の文化をブータンに紹介し、ブータンからも海士町に人を連れてきて還流の流れを作ってほしい」と激励の言葉が述べられました。

表敬の最後には中川副町長から吉井さんへこれからの活動を祝して、「気合い10連発」のエールを中川副町長の掛け声の下出席者全員で大声で送りました。

そして吉井さんが島を去る日には30名近くの島民が見送りに駆け付け、吉井さんとの別れを惜しみました。

吉井さんのブータンでの活動が始まった際には現地からのレポートを頂く予定ですので、その際にはこちらでも紹介いたしますのでお楽しみに。

【参考】
海士町と連携覚書及びJICA海外協力隊連携派遣覚書(ブータン派遣)を締結しました | 日本での取り組み - JICA

【海士町が実施している草の根技術協力事業情報】
事業提案書要約 (jica.go.jp)

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