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【岡山県出前講座】 令和6年度次世代おかやま「夢育」ネットワーク事業「第1回Well-beingセミナー」

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2024.10.10

Well-beingという言葉を聞いてイメージすることをシェア

日時:2024年9月21日(土) 13:30~15:30
場所:岡山県立図書館2階 デジタル情報シアター
参加者:岡山県内の高校生34名、教員2名
主催:岡山県教育委員会
後援:JICA中国

セミナー実施の背景

2021年度から2023年度3年間、岡山県教育委員会は文部科学省の採択事業として、WWL(ワールドワイドラーニング)コンソーシアム構築支援事業を実施してきました。この事業は岡山操山中学校・高等学校を拠点として、事業連携校(国内外10校)、大学・自治体・企業・NGOなどの事業協働機関と連携しながら、高校生が自ら考え課題を見出し、その解決に向けて主体的に行動し、責任を持って社会変革を実現していく力を備えたグローバルリーダーの育成を目指してきました。

2024年度からはその成果を引き継ぎ、次世代おかやま「夢育」ネットワーク事業として、高校生が自らの夢を育み、その実現に向けて主体的に考え、他者と協働して探究し、行動することができる資質・能力を育成するため、大学や国際機関、企業等と連携し、学校や国の枠を超えた高度な学びの場を提供する県独自のネットワークを構築していく取組を実施しています。事業の柱は「高校生夢育PBL(Project Based Learning)フォーラム」「Well-beingサミット&Well-beingセミナー」の2つで、今回このWell-beingセミナーの第1回講座・ワークショップを岡山県JICAデスクで担当しました。このセミナーは、岡山県の高校生が「Well-beingな社会の実現」について考え、理解を深めるものです。

世界の多様な考え方を知る

当日は開発途上国での経験から、「幸せやよりよく生きるという考え方は個々の人により全く異なること、文化にも大きく影響を受ける」こと、「世界には多様な考え方、自分とは全く異なる考え方の人や文化が存在している」ことを知っておくとよいこと、「だからこそ、そうした『違い』について対話し、理解しようとすることが大切である」ことについてメッセージを伝えました。参加した高校生からは、置かれている環境によって幸せの価値観は異なるので一概に"〇〇が幸せ"だと決めつけないこと、自分の身のまわりの幸せを求める努力も必要だが、途上国と先進国の垣根を超えた取り組みを考えることが他国の理解や世界の幸せに繋がるなどの感想がありました。

岡山県教育委員会は、引き続き連携機関等によるWell-beingセミナーを実施し、その後「高校生夢育PBLフォーラム」「Well-beingサミット」を実施する予定です。

(報告:岡山県JICAデスク 橋本 千明)

発表の様子

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