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広島県JICA海外協力隊家族連絡会を開催しました!

2025.02.21

参加したご家族と協力隊経験者の皆様

JICA海外協力隊(以下、協力隊)は2年間派遣され、それぞれの想いをもって派遣されていきます。
それを見守るご家族の方々は不安や心配が尽きないかもしれません。
そんなご家族のために、2025年2月15日に、広島市留学生会館にて「2024年度広島県JICA海外協力隊家族連絡会」を開催しました。

家族連絡会は、JICAボランティア派遣事業の理解を深めていただくと共に、ご家族を含む関係者同士が情報交換を行う場として開催しています。途上国で活躍している隊員にJICAがどの様な支援を行っているのか、事故や病気になった時の対応や帰国後の進路、さらに世界各地に派遣されて現在は広島で活躍しているOV(Old Volunteers=協力隊経験者)とお話が出来る場を設けています。

協力隊が現地でどのような生活・活動をしているのかを知ってもらえるように、2025年1月までブラジルのサンパウロで野球隊員として活動していた浜尾隆誠さんに活動報告をしていただきました。
浜尾さんは日伯文化協会に派遣され、野球活動の活性化と日本文化の継承を目的に活動をされていました。
ブラジルは世界で唯一、日本の47都道府県の県人会が存在しており、過去には広島からも多くの方が移住されています。浜尾さんは、日系3~4世が所属している野球チームで指導をされ、地区のリーグで最下位だったチームを準優勝まで導いたのだとか!打率が重視されるブラジルでは守備は重要視されていなかったため、守備の大切さを説明しながら根気よく指導を進めたところ、打率は前年度より少し下がったものの、勝率が上がり、打たなくても勝てるチームに成長出来たとのことでした。
技術的な指導に加えて、野球用品を大切に扱う、ごみを拾うなど、日本では当たり前となっていることを指導してチームの士気を上げたり、ブラジルの野球は移住してきた日本人が娯楽として始めて広がったものなのでまだまだ競技者が少ないことから、幼稚園や小学校などでの野球教室を開催したようです。

関連ファイル

活動報告をする浜尾さん(ブラジル/野球)

会場の様子

浜尾さんの体験談の後は座談会に移り、個別グループに分かれて参加者家族とOVが意見交換を行いました。
これまでご家族が不安に思っていたことや分かりづらかった情報について、OVの実体験からでてくる言葉は力強く、話をしているうちに参加されているご家族の皆様の表情も柔らかくなり、笑い声も聞こえてきました。
参加された家族の皆様からは「思うように活動出来ず大変そうな様子もうかがえるが、たくましく成長して帰ってくるのが楽しみになりました」、「今日聞いた話を本人に共有したい」、「私も協力隊に行ってみたくなりました!」など、不安解消だけでなく、本イベントを通してJICA海外協力隊への理解も広がったように思います。

参加してくださったご家族の皆様、OVの皆様、ありがとうございました。
JICA海外協力隊はご家族を含めた多くの皆様の支えの下、派遣することが出来ています。
JICA中国では、これからも多くの隊員が広島県から出発し、活動を全うして元気に帰国することを応援しています。

JICA海外協力隊の派遣中の様子ついては「JICA海外協力隊の世界日記」、広島県の情報については「広島県JICAデスクのFacebook」で発信しています。是非ご覧ください!

グループでの座談会

参加したご家族と協力隊経験者との懇談

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