【島根県:実施報告】世界をちょっと身近に!「ワールド★サロン」を開催しました!



2025.02.21
JICA海外協力隊員が見てきた風景パズルは今年も大盛況でした!
浜田市世界こども美術館では子どもたちが主役の企画展「浜田こどもアンデパンダン展」(https://www.hamada-kodomo-art.com/exhibition/)を今年も開催しています。(期間は2025年1月18日(土)から3月2日(日)まで)
企画展に合わせて、2月11日(火・祝)には島根県在住のJICA海外協力隊経験者と一緒に「ワールド★サロン」を開催しました。昨年も好評だった派遣中のJICA海外協力隊員よりご提供いただいた「風景パズル」コーナーでは新作を準備しました。小さいお子さんはご家族と一緒に、小学生低学年くらいからは一人で挑戦!今年も子どもから大人まで多くの方に楽しんでいただきました。ぜひ来年の絵柄もお楽しみに!
そのほかにも「世界」をちょっと身近に、そして楽しく感じていただけるように、アフリカ布のハギレを使った「ヘアゴムorマグネットづくり」や「アフリカン楽器に触れてみよう」、「国名しりとりに挑戦」コーナーを用意。来場者の中には昨年に続き今年も参加してくださった方や、全てのコーナーを廻って下さった方もいらっしゃいました。
企画展名にある“アンデパンダン”とは「審査なく誰でも自由に参加することができる」という美術用語で、作品に優劣をつけることなく、子どもたちの表現をありのままに紹介する展覧会として、1997年より毎年浜田市世界こども美術館で「アンデパンダン展」が開催されています。子どもならではの柔軟な創造力やアイデアを最大限活かし、個性豊かに表現された作品がたくさん展示され、国内の子どもたちの作品のみならず世界中の子どもたちの作品も展示されています。今年は島根県大田市から派遣中のJICA海外協力隊員:山本士温さんを通じてフィリピンの子どもたちからも10作品が届きました!
山本さんは職種:防災・災害対策隊員として、フィリピンの町役場の災害危機軽減管理事務所に所属し、地域の小学校にて防災教育に取り組んでいます。フィリピンでは地震や台風、火山などの自然災害による被害が毎年発生しています。そうした被害が少しでも減ることを願い、また地域住民の防災意識の向上を図るために小学6年生の児童たちによって描かれた「防災啓発ポスター」が紹介されています。
フィリピンでの活動期間が残り半分となった山本さんは後半の目標として、「1年目に作成した防災教育マニュアルを今後は教育カリキュラムに導入し、町内のすべての小学校で防災教育が実施されることを目標に残り1年の活動に取り組みます!」と力強く語ってくれました。
また今回はJICA東京高崎分室の協力により、群馬県高崎市出身のJICA海外協力隊員4名の派遣国であるザンビア・モンゴル・トンガ・エチオピアからも合わせて13の作品が紹介されました!学芸員の方によると、日本ではあまり馴染みのない国ではありますが、作品の色使いや表現力に多くの来場者が足を止めて見学されていたそうです。
来年はどのような作品に出会うことができるのか今からとても楽しみですね。
(記:島根県JICAデスク 舛本 才智)
色鮮やかなアフリカ布のハギレを使った小物づくり。特に大人の方は布選びに時間がかかります(笑)
アフリカの楽器コーナー。初めて目にする楽器もあり、子どもも大人も興味津々でした。
家族みんなで国名しりとりに挑戦!
フィリピンからの作品をご紹介①
小学6年生の児童たちが防災ポスターを作成しました。
フィリピンからの作品をご紹介②
災害への備えは世界共通ですね。
今年は群馬県高崎市出身のJICA海外協力隊員から、ザンビア・モンゴル・トンガ・エチオピアの子どもたちの作品もご提供いただきました!
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