【開催案内6/11】 メキシコのイノベーションを広島へ!メキシコ発スタートアップによる広島県の社会課題解決ピッチコンテスト
2025.05.26
国際協力機構(JICA)は、途上国で生まれ日々現地の厳しい社会課題解決に取り組む革新的な現地ソーシャル・スタートアップを日本に招き、日本側パートナーと共に日本社会の課題解決を目指すアクセラレーション・プログラム「BAILA(Bilateral Acceleration of Innovation with Latin America)」を開始しました。
JICAと中南米各国の政府機関にて現地の革新的なスタートアップを募った結果、これまでの開催コース累計で各国から計200社以上の応募を頂きました。
今回はメキシコのグアナファト州と友好提携を締結している広島県との連携で、「メキシコの有望なソリューションを活用した広島県における社会課題の解決」をテーマに、特に優れたソリューションと本邦社会との適合性が見られる企業の選定を進めています。
また、メキシコ現地においても、グアナファト州がイノベーションを通じたグアナファトの経済的・社会的発展を促進するために設立したイノベーション推進組織「INNOVACIÓN」をはじめとする多数のエコシステムプレイヤーからの協力を受けました。
本イベントでは、メキシコから応募頂いた約35社の中から特に優れたソリューションと広島県・日本社会との適合性が見られる4社を招き、ご紹介させていただきます。
JICAと広島県は当日ピッチを行うメキシコのスタートアップ4社から最優秀賞1社を選定し、この1社はイベント後も継続的なアクセラレーション支援を受けて、日本社会へのソフト・ランディングを目指します。
新たなフロンティアとしての中南米市場、またそこで今まさに黎明を迎えたイノベーション・エコシステムにご関心をお持ちの皆様のご参加を、心からお待ちしています。
【オンラインピッチイベント概要】
■タイトル:メキシコのイノベーションを広島へ!メキシコ発スタートアップによる広島県の社会課題解決ピッチコンテスト
■主催:JICA
■協力:広島県、INNOVACIÓN(グアナファト州イノベーション推進組織)、ドリームインキュベータ
■日時:日本時間2025年6月11日(水)9:00~10:30
■実施形態:オンライン
■対象:メキシコのスタートアップやエコシステムの概況、あるいはメキシコのスタートアップとの連携等に関心のある、日本のスタートアップ・中小企業関係者/VC/大学関係者/大企業の中南米・カリブ地域担当者/大企業の新規事業・イノベーション・CVC担当者/自治体関係者 など(特に広島県内の企業、大学、自治体等の関係者を歓迎)
■参加費用:無料
■プログラム:
・プレゼンテーションプレゼンテーション「BAILAプログラムの概要・これまでの歩み」(ドリームインキュベータ)
・プレゼンテーション「広島県のスタートアップ支援の取り組み、メキシコとの連携への期待」(広島県)
・スタートアップによるピッチ(EcoScience Lab、InxWatt Systems & Technology、Location Alarm、Microendo)
・審査/休憩
・表彰・講評(広島県、INNOVACIÓN 他)
【登壇スタートアップの概要】
①EcoScience Lab(グアナファト州):「グリーンライト」と称するライト状の装置内に設置されている微細藻類の光合成の働きを活用して、空気中のCO2を酸素と水に効率的に変換する装置を開発。装置から成長した微細藻類を回収し、農業肥料としても活用可能(www.ecosciencelab.com)
②InxWatt Systems & Technology(グアナファト州):中小零細企業向けに、自動化ソリューションのコンサルティングおよび設備設計・開発を提供。顧客のニーズに合わせたきめ細かい提案・対応に強みあり(https://www.inxwatt.com)
③Location Alarm(グアナファト州):AIと位置情報を活用した、視覚や聴覚等に障がいのある人、その他高齢者など移動に支援が必要な人向けの移動支援アプリケーションを提供。ユーザーに応じて音声や振動等を活用し、ユーザーに適した移動ルートやバリアフリーな施設のガイダンスを行う(https://location-alarm.webnode.mx/)
④Microendo(ハリスコ州):植物の微生物叢(そう)を活用した作物専用の肥料を開発・販売。化学肥料の使用を最大70%削減し、収穫量を最大30%増加させる効果を有する(https://microendo.com.mx/en/)
【背景・概要】
昨今、中南米地域をはじめとして、これまで開発の被援助国とされてきた国・地域においても、経済成長に伴う通信環境の整備や教育水準の向上、一方で規制面での緩さなどに後押しされ、DXや新たなテクノロジーを活用した革新的な手法を用いた社会課題解決の試みが増加しています。
一方日本においては、少子高齢社会にみられる社会構成の大規模な変容や生活形態・価値観の多様化等により、直面する社会課題がますます複雑化・多様化しており、官民を挙げて社会課題の解決に寄与する多様なソリューションホルダーの育成やエコシステムの質的量的拡大の必要性が高まっています。
こうした背景を踏まえ、本プログラムでは従来のJICA による日本⇒途上国への一方向の協力ではなく、日本の社会課題解決やイノベーション促進を目的に、途上国のソリューションホルダーと連携し、国境や官民の垣根を越えて双方向に革新的なソリューションが還流する社会の実現を目指しています。このような相互性を表現して、本プログラムは中南米で用いられるスペイン語で「レッツ・ダンス」を意味するBAILAと名付けられました。
バナーQRコード或いは以下リンクよりお申し込みください。
(お申込み締切:2025年6月10日(火)18:00)
https://forms.office.com/r/dD3STa1pLm
ご登録のご連絡先へ、後日イベントリンク先をお送りします。
BAILAプログラム事務局 baila_admin@dreamincubator.co.jp
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