東広島 高校生アイデアラボ 〜ビジネスプランを磨き、社会に届ける一歩を!〜 実施報告
2025.09.11
このイベントは、東広島市内の高校生にビジネスプラン作成の基礎を学ぶ機会を提供し、探究活動などを通じて取り組んでいる地域課題や関心のあるテーマについて、ビジネスの視点を取り入れながら計画を立てることを目的として実施しました。
夏休み終盤の猛暑の中にもかかわらず、高校生9名がミライノに集まりました。
イベントの前半では、日本政策金融公庫の講師による授業が行われ、ビジネスの基本やアイデアの発想法について学びました。昼休憩を挟んだ後の「ブラッシュアップセッション」では、参加者が自分のアイデアをさらに磨くためのアドバイスを受けながら、事前に準備してきたアイデアをビジネスプランへと具体化する作業を行いました。
このセッションでは、参加者同士が互いのアイデアを説明し合い、議論を交わす場面も多く見られました。また、講師や東広島市、ミライノ、日本政策金融公庫、JICA中国の職員も加わり、対話を通じてアイデアを深めていきました。議論は白熱し、予定時間を超えて作業が続くほどの盛り上がりを見せました。
ビジネスプラン作成の基礎を学ぶ講義
活発な議論を通してアイデアを形にしました
高校生の皆さんが提示したアイデアは、地元の農産品の活用や観光振興など地元の発展につながるもの、自身にあった自動車・衣料品の効率的な選定手法やインターネット接続環境の提案など身近な生活の中からでてきたアイデアまでどれも興味深く、考えさせられるものばかりでした。
最後の「ミニ発表会」では、参加者一人ひとりが自分のビジネスプランを発表。限られた時間の中で工夫を凝らしたプレゼンテーションが行われ、参加者同士でフィードバックを交換しました。
10:30から16:00までの長丁場でしたが、参加者の皆さんの積極的な姿勢と、関係者を含めた全員参加の議論により、充実した時間となりました。参加者同士の意見交換も活発で、互いに刺激を受けている様子が印象的でした。参加者からは、「課題設定の過程でターゲットを絞ることで、ゴールが明確になった」、「課題研究の内容についてアドバイスがもらえて、非常に良い経験になった」 といった声が寄せられました。
今回の「東広島 高校生アイデアラボ」が、参加者にとって貴重な学びの場となったのであれば、私たちにとっても嬉しい限りです。参加者の皆さんは、ビジネスプランの作成を通じて、社会課題や自身の関心事への理解を深め、それを実現するためのアイデアを形にする実践的なスキルを学んでいただけたのではないかと思います。
JICAは、開発途上国での課題解決の経験を、日本国内の課題や地域創生に還元する活動を推進しています。今後もこのような機会を提供し、地域課題の解決に取り組む若者たちを支援するとともに、私たち自身も何ができるかを考えていきたいと思っています。
今回参加してくれた高校生の皆さん、イベントを主催いただいた東広島市・ミライノの皆さん、共催いただき講義やアドバイスをしてくださった日本政策金融公庫の皆さん、本当にありがとうございました!
高校生の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました!
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