【実施報告:広島県】 広島中央サイエンスパーク施設公開 「みんな集まれ!JICAで世界と平和を考えよう!」を開催しました!
2025.12.09
ファッションショー集合写真
JICA中国とひろしま国際センターの入るひろしま国際プラザ(HIP)は、東広島市鏡山のサイエンスパーク内にあり、サイエンスパークにある団体は毎年夏の「サイエンスパーク施設公開」イベントで一般の方々向けに施設を開放しています。今年は被爆80年であることから、HIPの施設公開は「平和」をテーマに開催しました。オープニングイベントとして、広島県立賀茂高等学校書道部の書道パフォーマンスで華々しくスタート、作品のテーマはもちろん平和。音楽と共に4人の部員がそれぞれの担当に分かれて、およそ3メートル×5メートルの大きな紙に平和への思いを書き綴った10分間で、あっという間にとても素晴らしい作品が出来上がりました。当日は、多くの人が見守るなか床に置いて仕上げましたが、現在では、HIPのロビー二階より吊るされ、訪れる人の心をはっとさせる大きな存在となっています。HIPにお越しのみなさまに見ていただきたく、年内は展示しています。
書道パフォーマンスに続いて世界の民族衣装を紹介するファッションショーも行いました。JICAの研修員(※)が日本のこども達と一緒に登場したり、外国籍の親子が歩いたりと様々な衣装を披露しました。訪れた人たちは、司会者が説明する衣装の特徴を聞きながら、それぞれの国の衣装を着てランウェイを歩く国際色豊かな雰囲気を楽しんでいる様子でし最後には、キリバスのロリーヌさんが大洋州の踊りを紹介してくれ、会場の皆で賑やかに踊る等、会場が一丸となって楽しく盛り上がり、とても賑やかな時間となりました。
JICA研修員とは:JICAが実施する技術協力の一環として、開発途上国政府からの要請に基づき、日本で専門的な技術を学ぶために来日している、開発途上国の行政官や技術者など、国造りを担うリーダーとなる方々のことです。
ファッションショーが終わるとキーホルダーを作るワークショップの時間です。ワークショップは、JICAの平和に関する活動をJICA中国の展示から学び、クイズに答え、様々な言語の「平和」の文字を学びながらキーホルダーを仕上げるという流れで、多くの来場者に体験していただきました。それぞれ、思い思いの色やパーツを組み合わせて、出来上がったカプセルキーホルダーの中には、自分でプラバンに書いた「平和」という文字が、揺れています。これからも、自分で書いた文字を見るたびに、平和について考える機会になればと願っています。
また、ロビー中央では、研修員がウェルカムドリンクを提供しながら来館者と交流し、研修員の出身国であるインドやインドネシアに関する展示も行いました。インドネシア人研修員のアダムさんは、インドネシアの民族楽器、アンクルンの演奏の仕方を来館者に一人ずつ教えてくれました。きらきら星をその場の人と合奏し、楽しい体験となりました。
今年の施設公開も、多くの方にお越しいただき、とても賑やかな一日となりました。お越し頂いた皆様、ありがとうございました!
ロビーで書道部作品展示中
平和の展示の見学者、クイズに挑戦
平和のキーホルダーづくりブース
キリバス研修員と共にみんなでダンス
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