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【岡山県 実施報告】JICA海外協力隊2024年度3次隊の派遣前表敬訪問を行いました!

#4 質の高い教育をみんなに
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#16 平和と公正をすべての人に
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2025.04.18

岡山県での表敬訪問

岡山県庁へ全員で表敬訪問

2025年4月9日(水)、2024年度3次隊として派遣されるJICA海外協力隊員の7名が岡山県庁を訪問し、出発の報告を行いました。

今回岡山県から出発するのは、以下の7名です。
・岩本成未隊員(派遣国:タイ/職種:コミュニティ開発)
・河合佳奈隊員(派遣国:ベトナム/職種:理学療法士)
・澤谷真奈美隊員(派遣国:ケニア/職種:水質検査)
・物部莉奈隊員(派遣国:東ティモール/職種:小学校教育)
・橋永かおり隊員(派遣国:アルゼンチン/職種:日本語教育)
・石田一成隊員(派遣国:ドミニカ共和国/職種:日本語教育)
・河上理加隊員(派遣国:マレーシア/職種:理学療法士)

岡山市、玉野市へ出発のご報告

【岩本成未さん、河合佳奈さん、澤谷真奈美さんが岡山市に表敬訪問】
岩本成未さんは、コミュニティ開発隊員として、タイ東北部のカンボジアと国境を接するシーサケート県のコミュニティ開発事務所に派遣されます。岩本さんは、観光ツアーの作成支援や地域の特産品の商品・サービス開発、地域の魅力発信などに従事する予定です。大森市長からの「どのようなことに取り組みたいと思っているか」との問いかけに、「任地には、米やシルクなどの特産品があると聞いているので、丁寧にコミュニケーションをとりながら活動に取り組みたい」と抱負を語りました。

河合佳奈さんは、理学療法士隊員として、ベトナム西北部に位置するリハビリテーション病院へ派遣されます。派遣先にとっては河合さんが初の隊員となるため丁寧に関係を構築すること、また様々な少数民族がいるため、現地の文化を良く理解して生活や考え方を学びたいと意気込みを語りました。また、ベトナムのサパという有名な観光地では、桃が有名ということもあり、地域のイベントなどで岡山県との繋がり等をアピールしたいそうです。

澤谷真奈美さんは、水質検査隊員として、ケニアの首都ナイロビ近郊にある環境管理公社へ派遣されます。食品メーカーでの勤務経験を持つ岩本さんは、「どうすれば相手に満足してもらえるか」という視点を大切に、現地の求めている技術を提供したいと語りました。大森市長からは、「安全、健康に留意してくれぐれも気をつけて活動してください」と激励を受けました。

【物部莉奈さんが玉野市に表敬訪問】
物部莉奈さんは、小学校教育隊員として東ティモールへ派遣され、首都ディリにある小学校で活動します。元々開発途上国に関心があり、特に十分な教育を受けられない環境にある場所で子どもたちに教えたかったこと、その経験を日本の子どもたちへいつか還元したいと考えており、派遣が決まってからは海外で小学校教育を視察し日本文化を実際に教える経験をしたり、派遣前訓練でテトゥン語に取り組み派遣に備えてきました。柴田市長は、「志が素晴らしい。ぜひ頑張って欲しい。オンライン等での国際交流等も検討してほしい」と激励と期待の言葉をいただきました。

倉敷市、真庭市、勝央町へ出発のご報告

【橋永かおりさんが倉敷市に表敬訪問】
橋永かおりさんは、日本語教育隊員として、アルゼンチンのブエノスアイレス州にある日本人会が運営する
日本語学校で活動します。活動対象となるのは日系3世・4世の主に子どもたちで、日本語を聞いたり話したりすることに課題がある子どもたちが、少しでも楽しみながら日本語を学び、話せるように支援したいと抱負を語りました。小松副市長からは、任地の教材の揃い具合、気候、食べ物など様々な質問があり、「倉敷から世界で活躍する人が出ることは素晴らしい。頑張って欲しい」と激励の言葉をいただきました。

【石田一成さんが真庭市に表敬訪問】
石田一成さんは、日本語教育隊員として、ドミニカ共和国のサントドミンゴ自治大学へ派遣されます。JICA海外協力隊として2度目の派遣となる石田さんは、前回派遣されたモルディブ共和国での活動経験や、帰国後に真庭市で国際協力対談などを実施した経験から、「今回の派遣後も、派遣国と真庭市を繋ぐ活動も行っていきたい」と抱負を語りました。伊藤副市長からは、「県内の外国人増加に伴い、高校生にも若いうちから海外を経験してもらえるよう環境も整えているところ。自身の思いがしっかりと遂げられるように頑張って欲しい」と激励をいただきました。

【河上理加さんが勝央町に表敬訪問】
河上理加さんは、理学療法士隊員として、マレーシアのクダ州にある児童養護施設に派遣されます。現地では主に重度の障害を持った子どもたちへの作業療法や、現地の理学療法士と共にリハビリテーションの実施や助言、支援方法の紹介や実践を行います。河上さんは、「施設の子どもたちのみでなく、現地の人たちと良好な関係を築きながら地域に根付いた活動をしたい。また、日本の子どもたちに理学療法の仕事を知ってもらいたいという思いがあり、また、国際的な相互理解の意識を持ってもらえるよう伝えていきたい」と語りました。水嶋町長は、「世界中の人々が国を超えて助け合い、持続的な社会をつくることが大切だと思う」と語りました。

新隊員の皆さんは、4月16日から順次任国に派遣され、2年間の活動を行います。
岡山の皆様からの激励を胸に、2年間元気に活動してください。応援しています!

(報告:岡山県JICAデスク 橋本千明)

岡山市での表敬訪問

玉野市長と談笑する物部さん

倉敷市で倉敷帆布の贈呈を受ける橋永さん

真庭市での表敬訪問

勝央町で水嶋市長へ報告

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