【実施報告】「難民の故郷の味フェア」開催しました


2025.08.12
2025年6月17日(火)から6月30日(月)までの2週間、ひろしま国際プラザのレストラン「ラコルト」で「難民の故郷の味フェア」を開催しました。
毎年6月20日は 「世界難民の日」(World Refugee Day)。難民の保護と援助に対する世界的な関心を高めるため、2000年に制定されました。難民問題は世界の喫緊の課題となっており、残念ながら年々その数は増えています。そして日本にも、これまで1万人以上の難民が逃れてきており、その中にはウクライナ以外の国からの方も多くいらっしゃいますが、その事実はあまり知られていません。そして彼らにも、私たちと同じく、愛する故郷の味があります。
身近な食を通じて、これらの現状と課題、私たちになにができるかを考えるきっかけとするため、「世界難民の日」の前後2週間を難民の故郷の味フェア期間とし、レストラン「ラコルト」のエスニックバイキングメニューのうち毎日数品を、難民を多く輩出している国(過去に輩出していた国を含む)の料理を日替わりで提供しました。この様子はメディアにも取り上げて頂き、またレストランを利用したお客様からも「今まで知らなかったけれど、美味しい食事を楽しみながら世界の問題に触れることができた」と好評でした。
フェア期間中に皆様からお寄せ頂いた募金4,984円を、来日した難民申請者への支援活動を行う「認定NPO法人 難民支援協会 Japan Association for Refugees」へ寄付させて頂きました。ご協力ありがとうございました。
レストラン「ラコルト」では、一般の飲食店ではなかなかお目にかかれない珍しい世界の料理を毎日お楽しみ頂けます。また、ひろしま地球ひろばでは、世界の課題や平和について知ることのできるパネルや写真も展示しています。現在開催中の展示は「TICAD9(第9回アフリカ会議)」展、「What’s your peace?-あなたにとって平和とは?-」展です。展示の内容は定期的に変わりますので、お越し頂くたびに違う発見があるかもしれません。
JICA中国ではこれからも、身近なところから世界に触れ、考えることのできるイベントを実施してまいります。
難民の故郷の味フェアのチラシ
皆様のお気持ちを寄付しました
scroll