【広島県：実施報告】広島経済大学 ボランティア論の授業でJICA海外協力隊セミナーを行いました。
2025.12.23
2025年10月27日（月）、広島経済大学にて、中村講師が担当される「ボランティア論」の授業内で、JICA海外協力隊セミナーを実施しました。
JICA海外協力隊セミナーは、現地での活動内容や海外協力隊の活動前後のキャリア等を経験者から話をすることで、海外協力隊への関心向上や応募検討者の疑問解消を目指しており、主に専門学校や大学等の教育機関で不定期に開催しています。
今回は、広島経済大学の卒業生である桝田澪史さん（派遣国：ジンバブエ共和国／職種：柔道／派遣期間：2022年7月から2023年9月まで、2025年6月から8月まで）を講師にお迎えし、協力隊に参加された経緯、ジンバブエでの活動の様子、そして帰国後の進路について詳しくお話しいただきました。
桝田さんは、ジンバブエの首都ハラレ市にあるジンバブエ柔道協会に柔道隊員として派遣され、市内の施設や学校を巡回しながら青少年への柔道指導を行いました。また、ナショナルチームの選手には競技レベル向上を目的としたトレーニングを指導し、コーチの育成にも尽力されました。さらに、難民キャンプでは「平和のための柔道」をテーマに指導を行い、貧困地域では指導者を育成することで貧困からの脱却を目指すなど、スポーツの可能性を信じて柔道の普及・発展に取り組まれました。
セミナーでは、大学時代のエピソードも交えながらお話しいただき、学生の皆さんも親近感を持って耳を傾けていました。「現地で驚いたこと」「カルチャーショックを受けたこと」など、学生からの質問も多数寄せられ、桝田さんの「マイノリティの中で生活したことで物事の見方が変わった」という経験談は、多くの学生にとって協力隊への関心を深めるきっかけとなったようです。本セミナーを通じて、海外に一歩踏み出すことやJICA海外協力隊への理解が広がっていれば幸いです。
ＪＩＣＡ中国では、中国5県でのＪＩＣＡ海外協力隊セミナーを積極的に開催しています。セミナーに関心のある方は、ＪＩＣＡ中国 市民参加協力課 ボランティア班（jicacic-jocv@jica.go.jp）までお気軽にご連絡ください！
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