【岡山県:実施報告】 ノートルダム清心女子大学でJICA海外協力隊セミナーを行いました
2025.12.25
2025年12月10日(水)、ノートルダム清心女子大学にて、JICA海外協力隊セミナーを開催しました。
JICA海外協力隊セミナーでは、現地での活動内容や帰国後のキャリアなどについて、経験者から直接話を聞くことで、協力隊への理解を深め、応募を検討されている方の疑問解消を目指しています。主に専門学校や大学などの教育機関で不定期に開催しています。
今回のセミナーは、ノートルダム清心女子大学国際文化学科1年生の「導入演習」受講者を対象に実施しました。講師は、現在マーシャル諸島共和国でJICA海外協力隊の小学校教育の職種として活動中の宮崎奈々さん。オンラインで現地と生中継をつなぎ、セミナーを行いました。宮崎さんは同大学の卒業生でもあり、学生のみなさんにとって身近な存在としてお話しいただきました。民族衣装に伝統的な髪飾りや首飾りを身に着けて登場された姿は、現地の文化を感じられる素敵な演出でした。
宮崎さんは2024年8月に派遣され、JICA海外協力隊として、数学的活動を取り入れた授業を通じて子どもたちの基礎学力向上を目指し、教員の指導力強化にも取り組んでいます。セミナーでは、応募に至るまでの経歴やきっかけ、マーシャル諸島共和国の文化や日本とのつながり、活動の喜びや課題、成果、そして今後の展望等について語っていただきました。さらに、「こういう状況ならあなたならどうする?」と学生に問いかけ、グループで話し合うワークも実施され、学生のみなさんは積極的に参加し、関心を持って耳を傾けていました。
質疑応答では、「言葉が通じないときはどうしているか」「現地での住まいはどんなところか」「出発前は不安はあったか」など、具体的な質問が多く寄せられ、海外協力隊の活動をより身近に感じていただけた様子でした。学生の皆さんは、マーシャル諸島共和国の行事や文化、日本との違いや共通点に驚きながらも興味深く学んでいました。
セミナー終了後には、「以前からJICA海外協力隊に興味があったのでとても参考になった」「現地で活動している人の話を聞けて関心が高まった」「自分もいつか挑戦してみたい」といった感想が寄せられました。海外で活躍する先輩の話を聞くことで、在学生の皆さんにとって新たな一歩を踏み出すきっかけとなったようです。
JICA中国では、中国5県にてJICA海外協力隊セミナーを積極的に開催しています。セミナーにご関心のある方は、ぜひお気軽にJICA中国 市民参加協力課 ボランティア班(jicacic-jocv@jica.go.jp)までお問い合わせください!
宮崎さんに質問を送る学生の皆さん
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