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【実施報告】 広島・宮島で地域理解プログラムを実施しました!

2026.07.06

1日目、JICA中国センターでの集合写真

日本の地域社会について学ぶ2日間

 2026年7月4日、5日、山口大学のJICA留学生を対象として地域理解プログラムを実施しました。地域理解プログラムは、日本各地で培われてきた地域特有の開発事例を題材とし、地域に根差した具体的な開発事例を学ぶことで、JICA留学生が日本の開発経験に対する理解を深めることを目的としています。今回のプログラムには、山口大学から19名のJICA留学生が参加し、広島市内での平和学習、広島県立賀茂高等学校(以下、賀茂高校)の高校生や広島大学のJICA留学生との交流、瀬戸内海に浮かぶ宮島での文化体験など、2日間を通して日本の地域社会を多角的に学びました。

広島で平和の歴史を学ぶ

 1日目は、広島平和記念資料館を訪れ、被爆当時の様子や復興への歩みについて学びました。続いて、一般社団法人ひろしま通訳ガイド協会による講義「平和都市ヒロシマの歩み」を受講し、被爆の歴史と復興過程、国際平和文化都市としての広島の役割について理解を深めました。講義後の質疑応答の時間では、「政府からの支援についてもっと詳しく知りたい」「復興の過程で国際的な支援はあったのか」といった質問が飛び交い、参加者から積極的に質問が寄せられていた様子が印象的でした。

賀茂高校の学生や広島大学のJICA留学生との交流

 広島での平和学習後は、東広島市内にあるJICA中国センターへ移動。JICA中国センターで実施した本パートでは、賀茂高校の学生16名にも参加いただきました。加えて、広島大学のJICA留学生13名も参加。参加者は、合計48名にのぼりました。
 初めに、賀茂高校の学生がファシリテーターとなり『日本人と外国人の➀ルーティーンの違い、➁「当たり前」の違い、➂コミュニケーションの図り方の違い』をテーマにした意見交換を行いました。高校生が事前に用意したワークシートやプレゼンテーションが会話のきっかけとなり、各グループで活発な対話が生まれました。最後に、英語と日本語が書かれた防災かるたを用いて交流。防災かるたとは、地震や津波、洪水などの災害時の行動や備えについて、かるた遊びを通じて楽しく学ぶことができる教材です。初めてかるた遊びをする参加者も多く、大いに盛り上がっていました。国を超え、日本語と英語でコミュニケーションを図り交流する2時間はあっという間に経過しました。

宮島の歴史を学ぶ一日

 2日目は宮島を訪問しました。地域ボランティアガイド8名の皆さんのご協力のもと、6つのグループに分かれ、グループごとに少人数で行動。ガイドの皆さんによる丁寧な説明によって、宮島の成り立ちや信仰、建築技術などについて学ぶ機会となりました。参加者からは、宮島が古くから神聖な島として大切にされてきたことや、日本三景の一つに数えられること、また神道と仏教が融合・共存してきた歴史について学ぶことで、日本の文化や伝統への理解が深まったとの声が聞かれました。また、文化財と自然環境の両方を保全しながら多くの観光客を受け入れている点にも、多くの参加者が感銘を受けている様子でした。

参加者の声

 2日間の日程を終え、参加者からは、「平和学習を通して、平和の尊さを深く学んだ」「日本人学生との交流を通して、国際理解は、お互いから学ぼうとする人々の何気ない会話から始まっていくということを実感した」「厳島神社などの歴史的建造物や伝統文化を守り続ける姿勢に感銘を受け、文化遺産や自然環境を保全することの重要性を自国でも伝えたいと思う」などの感想が寄せられました。今回のプログラムは、参加者が広島における平和構築の取り組みや地域文化について学ぶ貴重な機会になりました。参加者が広島で得た気づきや学びをそれぞれの国へ持ち帰り、母国の地域社会の課題解決に繋がっていくことを期待しています。

  広島平和記念公園での原爆ドームの見学

    防災かるたをみんなで楽しむ様子

       鳥居の前で写真撮影

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