長期研修員の新たな学びと交流がスタート
2026.10.06
JICA中国では、2026年度の長期研修員(34名)を迎え、来日オリエンテーション、日本語学習サポート、JICA海外協力隊帰国隊員との交流イベントを実施しました。
長期研修員は、日本のODAの一環として来日し、全国の大学院等で専門分野を学びながら、母国の開発に寄与するための高度な知識や技術の習得を目指しています。今回JICA中国で受け入れた研修員は、広島大学をはじめとする中国地方の大学院で学びます。来日直後は、日本での生活や大学での学習に必要な情報を得ることに加え、新しい環境に慣れることが重要です。
【日本での生活を支える来日オリエンテーション】
オリエンテーションでは、先輩研修員が講師役となり、日本での日常生活や大学生活を送る上でのコツを自身の経験を交えながら紹介しました。来日直後の研修員にとって、生活や学業に対する不安を和らげる貴重な機会となりました。
【先輩研修員による日本語学習サポート】
来日したばかりの研修員(27名)を対象に、先輩研修員による日本語学習を行いました。日常生活でよく使うあいさつや買い物、公共交通機関の利用などの実用的な日本語を学んだほか、買い物やレストランでの注文を想定したロールプレイにも取り組み、楽しみながら会話練習を行いました。
先輩研修員が作成したパワーポイント資料には、来日直後の日常生活や大学生活で役立つ日本語表現が体系的にまとめられており、参加者にとって実践的な教材となりました。また、自身の経験を踏まえて日本語学習のコツを紹介するとともに、「母国以外の国で学ぶのであれば、その国の言葉を学ばずに帰ってしまうのは、その国に対して十分な敬意を払っているとは言えないのではないか」と、日本語を学ぶ意義について語りました。その言葉は、日本語学習が単なる語学習得ではなく、日本の文化や社会への理解を深めるための大切な一歩であることを参加者に伝えていました。
先輩研修員による日本語学習サポート
【JICA海外協力隊帰国隊員との交流】
長期研修員16名のほか、青年海外協力隊広島県OV会の竹内会長をはじめ、8名のJICA海外協力隊帰国隊員(OV)が参加しました。参加者は自己紹介や出身国の紹介、日本での生活について和やかに語り合い、お互いの文化や価値観への理解を深める貴重な交流の機会となりました。また、交流の最後には日本文化に触れてもらう機会として折り鶴づくりにも挑戦しました。海外協力隊OVが中心となって折り方を教え、研修員全員が無事に鶴を完成させることができました。参加者は折り紙を通じて交流を深めながら、日本の伝統文化を楽しみました
研修員からは、「研修員同士や日本人の方とも話ができてとても嬉しかった。こういう話す機会を用意してくれて感謝する」「日本に来てから英語を話せる日本人と接する機会があまりなかったが、今日は英語を話せる日本人と交流することができて良かった」といった感想が寄せられました。イベント終了後のアンケートでは、参加者全員が「異文化を持つ人と交流できた」「国際理解・相互理解が深まった」と回答しました。また、「日本文化についてさらに学びたい」「交流イベントを今後も開催してほしい」といった意見も多く寄せられ、長期研修員と日本人参加者との新たなつながりを生み出す機会となりました。
【地域とのつながりを大切に】
JICA中国では、長期研修員が安心して学び、地域との交流を深めながら充実した留学生活を送れるよう、今後も様々な支援や交流機会を提供していきます。研修員たちが広島での学びや経験を通じて成長し、将来それぞれの国と日本をつなぐ架け橋として活躍することを期待しています。
海外協力隊OVとの交流①
海外協力隊OVとの交流②
先輩研修員とのディスカッション