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【岡山県:実施報告】JICA海外協力隊帰国隊員1名が、備前市に帰国表敬を行いました!

#3 すべての人に健康と福祉を
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2026.06.15

15年ぶり2回目のブラジル派遣

JICA海外協力隊としてブラジル連邦共和国で2年間の活動を終え2026年4月に帰国した形山千明さん(職種:病院運営管理)が、帰国報告のため岡山県備前市を訪問しました。

ブラジルは日本の約23倍の広さを持つ広大な国で、形山さんの活動地であるパラー州ベレンは、ブラジル北部、アマゾン川の河口に位置しています。形山さんは、2009年から2011年にJICA海外協力隊の日系社会ボランティアとして同地の日系病院へ派遣された経験をお持ちで、今回15年ぶり2回目の海外協力隊の活動を終えられて、元気に帰国されました。表敬では、現地の写真を交えながら長﨑市長に現地の様子を紹介されました。

ベレンは、日本人移住の歴史を有する地域であり、現在も多くの日系人が暮らしています。現地では、岡山県発祥の点字ブロックが設置されているほか、汎アマゾニア日伯協会へは備前市が誇る備前焼が秋篠宮さま・眞子さまより寄贈されていることなどが紹介されました。

日系人の患者さんとともに

形山さんは、日本人移住者の医療・福祉の充実を目的として設立されたアマゾニア日伯援護協会のアマゾニア病院に配属されました。この協会は病院や高齢者施設、巡回診療などを通じて、日本語による医療・福祉サービスを提供しています。

形山さんは主に病院の利用者の苦情を軽減し、満足度につなげるカスタマーサービス窓口で活動。アンケートによる聞き取りから、病院改善に向けた提言・提案の窓口機能の強化に取り組まれました。また、利用者の声を聞き報告をまとめる窓口から、病院改善の提案と提言ができる窓口を目標に、医療ミスの予防対策のチラシを作成し掲示の提案や、与薬マニュアルの作成などにも尽力されました。カスタマーサービス職員の意識や行動が変わることで、病院の医療ミスが減り、他の職員も自発的に考える意識を持てる風土になればと願いながら活動されていたそうです

また、病院内の日系、日本人の患者さんとその家族を訪問し、困っていることを聞きながらコミュニケーションを取り、時には集中治療室に入院している患者さんのもとも訪問されました。集中治療室にいる患者さんはより症状が重かったり、反応のない方も少なくありません。また、そういった方とご家族との面会は時間制限されており、若い世代のご家族や、病院スタッフもポルトガル語で患者さんと会話をされます。
そのような中で、形山さんは日系人や日本人の患者さんに日本語で話しかけたり、歌を歌ったりして寄り添っていました。日系高齢者の患者さんを訪ねる際は、「自分の話す日本語が、この方にとって最後に耳にする日本語になるかもしれない」という思いを胸に、一人ひとりに丁寧に声をかけていたそうです。

報告を受けた長﨑市長は、「遠くブラジルの地でも備前とのつながりが感じられうれしく思います。形山さんの活動が、現地の方々の大きな支えになっていることが伝わってきました。賃金の格差が大きいことも聞き、そこまでとは思わなかったです。」と、思いを語られました。

最後に形山さんは、備前市の陶芸や花き栽培、観光などを通じ、ブラジルとのさまざまな分野で交流を広げられる可能性があるのではないかと提案をされました。

なお、派遣期間中、形山さんは備前市の広報誌に「ベレン通信」としてブラジルから定期的に活動報告を発信されました。備前市のホームページにはバックナンバーも掲載されています。ぜひあわせてご覧ください。備前市の皆さま、温かく迎えて頂きありがとうございました。

【広報びぜん掲載号】
・令和6年(2024年)8月、9月、10月号
・令和7年(2025年)1月、6月、9月、11月号
・令和8年(2026年)3月、5月号

市長に説明を行う形山さん

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