【実施報告:山口県】2026年度JICA海外協力隊山口県留守家族会を開催しました!
2026.09.04
会場での記念撮影
2026年6月7日(日)、山口市の防長青年会館にて「2026年度JICA海外協力隊山口県留守家族会」を開催しました。
本会は、開発途上国に派遣中のJICA海外協力隊員、隊員のご家族、そしてJICAボランティア派遣事業関係者の交流や情報交換を図るとともに、隊員が帰国後も山口県で活動しやすい環境を整えることを目的として、山口県、山口県協力隊を育てる会、青年海外協力隊山口県OB会並びにJICA中国の4者が協働して毎年実施しています。
はじめに、山口県から出発した海外協力隊経験者でもあり、現在はJICA中国で勤務している上山職員より、現地での活動費や、事故・病気発生時の対応、さらに帰国後の進路に関するJICAの支援制度について説明を行いました。
続いての帰国隊員報告では、今年5月にマレーシアから帰国されたばかりの原田美智子さん(2023年度4次隊/派遣国:マレーシア/職種:青少年活動)に活動報告をしていただきました。
原田さんは、マレーシアのクダ州にある女子更生施設において、14歳から18歳の子どもたちを対象に、手芸や裁縫のクラス、計算練習、日本語や日本文化の紹介、ラジオ体操など、多岐にわたる活動を行われました。活動を通じて常に意識されていたのは、子どもたちが退所後に自立した生活を送れるよう支援することだったと振り返られ、その姿勢から、子どもたち一人ひとりの将来に寄り添う真摯な取り組みが伝わってきました。
また、マレーシアの民族衣装を身に着けての発表や、現地の食文化や果物、人々の気質についての話もあり、参加者にとってマレーシアをより身近に感じる時間となりました。
その後、山口県協力隊を育てる会の吉松事務局長より、隊員の活動地訪問の報告をいただきました。吉松事務局長は20261月にラオス人民民主共和国を訪問し、山口県出身の隊員と交流されたとのことです。実際に隊員の活動先や住居を訪れたり、現地ラオス人の同僚のご家庭に招かれて食事を共にしたりする中で、隊員がどのような環境や地域で活動しているのかを直接知ることができたと語られました。また、ラオスの民族衣装を着用する機会や、食用のオケラの炒め物を味わうなど、隊員を通じて現地文化に触れた貴重な経験についてもお話しいただきました。
続いては、現在世界各国に派遣されている隊員4名と会場をオンラインでつないだ座談会の時間です。2026年度は、アフリカのザンビア共和国、南米のブラジル連邦共和国、東南アジアのラオス人民民主共和国、東南ヨーロッパのセルビア共和国からご参加いただきました。
まず、各隊員から協力隊に応募した動機や熱い思いを語っていただいた後、ご家族が海外派遣を知った際の心境について、会場にお越しのご家族にインタビューを行いました。
「高校生の頃から国際協力への想いを知っており、本人の力を信じていたので心配はありませんでした」、「以前からこの子なら大丈夫だと思っていたので、不安は感じませんでした」といった温かい言葉が寄せられ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
その後、各派遣中隊員から活動現場や現地での生活について紹介があり、鶏をさばく様子や屋外で顕微鏡を使用する様子など、日本とは異なる文化や環境に対して、会場からは驚きと共感の声が上がりました。
最後に、会場にいらっしゃるご家族から、派遣中の隊員へエールが送られました。派遣先での活動や生活を元気に報告する隊員の姿を見て、ご家族の皆様も安心された様子で、笑顔が広がるひとときとなりました。
午後からは、世界各地での活動を経験し、現在は山口県内で活躍しているOV(Old Volunteers=海外協力隊経験者)との交流会が行われました。家族同士や関係者同士で、普段なかなか話す機会のない想いを共有し合い、会場全体で親睦が一層深まる一日となりました。
報告:山口県JICAデスク
開会では、山口県観光スポーツ文化部村田課長・山口県協力隊を育てる会石井会長・JICA中国菅原所長より挨拶がありました。
マレーシアの民族衣装を身にまとった原田美智子さんによる隊員活動報告
派遣中隊員4名と会場をオンラインで繋いで、座談会をしている様子