【島根県:実施報告】川津公民館で「ブラジルの文化や言葉を体験しよう!」を開催しました
2026.10.01
地図や写真を見ながら、ブラジルの文化や暮らしを学びました
2026年8月7日(金)、島根県松江市にある川津公民館が行う夏休みの小学生の居場所づくり事業の一環として、国際理解イベント「ブラジルの文化や言葉を体験しよう!」が開催されました。島根県JICAデスクは協力団体として、世界の国々や国際協力への関心を広げる体験型プログラムを提供しました。
当日は、島根県立松江東高校の生徒さんがボランティアとして参加し、小学生の居場所づくりを盛り上げました。高校生たちは、活動の進行を支えたり、小学生にやさしく声を掛けたりしながら、一緒にクイズや言葉、遊びの体験を楽しみました。世代を超えて学び合う、にぎやかで温かな時間となりました。
続いて、ブラジルで話されているポルトガル語でのコミュニケーションに挑戦しました。「Olá(こんにちは)」「Bom dia(おはようございます)」「Obrigado/Obrigada(ありがとう)」など、すぐに使える言葉をみんなで声に出して練習しました。
子供たちは、初めて聞く音に少し戸惑いながらも、何度か繰り返すうちに慣れた様子を見せ、会場からは明るい声が聞こえてきました。外国語を完璧に話せなくても、「伝えたい」「分かり合いたい」という気持ちがあれば交流は始まります。相手の言葉であいさつすることが、相手の文化を大切にする第一歩になることを体験しました。
また、ブラジルの子どもたちに親しまれている遊びにも挑戦しました。体を動かし、声を掛け合いながら一緒に楽しむうちに、小学生と高校生ボランティアの間にも自然な交流が生まれました。言葉や年齢が違っても、遊びを通じて笑い合い、つながることができる。そのことを実感できる時間となりました。
今回のイベントで講師を務めたのは、JICA海外協力隊としてかつてブラジルに派遣されていた木谷恵子さんと、島根県庁環境生活部文化国際課ブラジル国際交流員のお二人。日本とブラジルの双方で暮らした経験をもとに、ブラジルの文化や言葉、日本とのつながりを身近に紹介しました。木谷さんは、開発途上国で現地の人々と生活し、ともに活動した経験から、文化や習慣が異なる相手を知ろうとすること、互いを尊重しながら協力することの大切さを伝えました。
国際協力は、遠い国の人々を支援するだけではありません。違いを知り、それぞれの知恵や力を持ち寄り、より良い方法を一緒に考えていく営みでもあります。海外で得た経験が地域の学びとなり、高校生ボランティアから小学生へも伝わっていく。今回のイベントは、地域の中で学びがつながる機会にもなりました。
最後の振り返りでは、覚えたポルトガル語や心に残ったブラジルの文化を思い返すセッションを行いました。外国の文化に触れ、自分とは異なる背景を持つ人に関心を寄せることは、世界を身近に感じる第一歩です。
今回の体験が、小学生にとっては世界への好奇心を広げ、高校生ボランティアにとっては学びを支え、人と関わる楽しさを実感する機会となったことを願っています。
島根県JICAデスクでは、今後も学校や地域社会と連携し、国際協力や開発途上国について楽しく学べる機会を地域に届けてまいります。
(記:島根県JICAデスク)
高校生ボランティアも一緒に、クイズや活動を盛り上げました
ポルトガル語のあいさつに、みんなで挑戦しました
ブラジルの遊びを通して、世代を超えた交流が生まれました